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図1

サッポロビール主催「ホップ畑見学ツアーVOL.1」が8月24日、岩手県軽米町にて開催されました。

ホップは1週間で刈取りしなくてはいけないため、27件ある農家が全員協力して一斉に刈取り作業を行うという。
ホップの実、10個で中瓶1本分のビールができる。

サッポロビール株式会社主催の「ホップ畑見学ツアー」が8月24日、同社クライアント向けに行われた。
「素材が大事、と言いながら実は営業マン自身もホップ畑を直に見ることが今まではなかった。10月に新商品が発売されるにあたり、お客様と一緒に一から勉強しようということで企画しました」と同社営業マンは話す。

朝8時仙台駅を出発、二戸で降りてからはバスで軽米町まで移動。
ホップ畑では刈取り作業の真っ最中だった。ところどころに落ちているホップの実を見つけては匂いを嗅ぎ、ビールへの想いを馳せる。
つる科であるホップは約3m~5mに伸び、その実を大きくふくらましている。ホップはメス株のみ使用、受粉する前に刈り取るのだという。
作業は近隣のホップ農家が協力して一斉に行っているそうで、トラックにつるごと積み込む。初めて見るその光景に参加者は目を奪われ自然と撮影会のようになっていた。
そのまま近くの工場へ行き、つるとホップの実を分け約3週間の乾燥に入る。工場に立ち込めるホップの薫りは香ばしく、乾燥し終わったホップを口に含んでみるとビールの確かな苦みを感じることができた。

10月20日には本日刈り取られたホップが全量使われる「サッポロビール黒ラベル 東北ホップ100%」が発売される。寒暖差が激しく水がきれいなところで育つホップは今年は8月20日から1週間で一気に刈取りを行う。仙台支社第2弾は8月26日に開催予定。五感でホップを感じ味わうツアーは今後、サッポロビール株式会社の毎夏恒例の夏のイベントになるかもしれない。

今回ツアーで訪れた軽米町はホップを栽培して53年経つという。植樹から3年~5年で摘み取れるホップは軽米町の気候に適しており、最盛期(昭和40年代)には558名の農家が栽培していた。現在は高齢化が進み農家は27名と激減、後継者問題に直面している。とはいえ、東北では約80%が軽米町で栽培、その他20%を三戸町、岩手町、田子町で栽培しているという。農薬の種類、量にまで細かな配慮をしているからこそ、新鮮で薫り高いホップを提供できていると胸を張る姿が印象的だった。

今回のイベントはサッポロビール株式会社では初めてとのことだが、ビールのストーリーを消費者に伝える一つのツールとして参加者には貴重な体験になっただろう。



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