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老舗飲食店チェーンのダイエー商事が運営する一番町にある「ミートマン 仙台」の姉妹店、焼き鳥とワイン居酒屋「仙台銀座の肉男MEATMAN(ミートマン)」が仙台銀座商店街の南町通りに4月27日オープン

レンガの外壁をそのまま塗装することにより、重厚な雰囲気を残す
1階のBARスペース。同社の強みであるカクテルなどを多数提供することにより、待ち合わせからアフターまで対応出来る場所へ
2階のメインカウンター。目の前に位置する串焼きのスペースは、ライブ感、シズル感を高めるために、焼き台の高さなどにもこだわりを
特注のネタケースにはズラリと串が並ぶ
いつも陽気なスタッフがお出迎え!左からプロジェクトリーダー中川氏と主任の佐藤氏

最近話題のエリア「仙台銀座」に鎮座する、煉瓦使いの外観をそのまま使用する趣のある雰囲気を醸し出した一軒家風のビルに、焼き鳥とワイン居酒屋「仙台銀座の肉男MEATMAN(ミートマン)」が4月27日オープンした。経営は、炉ばた焼きとワイン「炉ばたのれん」や寿司バル「ワインとお酒と板前バル 魚が肴(さかながさかな)」など10店舗を運営する株式会社ダイエー商事(宮城県仙台市一番町、代表取締役 佐藤弘康氏)。同社11店舗目、同業態3店舗目となる同店は、ワインと焼き鳥を気軽に楽しめる普段使いの居酒屋をコンセプトに、近隣のサラリーマン層を中心ターゲットとする。店名の「肉男MEATMAN」は、都内にある超有名居酒屋の名前を拝借したものだが、1号店出店時に代表の佐藤氏が直々にコンタクトを取り、ネーミング使用許可を受けたという。FC契約などは執り行っていないため、同名ではあるが都内で展開している直営店舗とは異なる関係性を持つ。今回の「仙台銀座の肉男MEATMAN」は、仙台駅前にほど近いエリアでは初となる出店。都内のパワフルなネーミングにも対応できるマーケットとなった仙台市内での3号店の展開には、新たなるチャレンジが散りばめられている。

同店は、クールなイメージのなかにあるインダストリアル的な要素が今風に感じる10坪の三層のビルに位置する。この10坪三層の難しいスペースを逆手に取り、見事に3フロア別々の空間を演出している。スタイリッシュな佇まいのエントランスの先にある1階には、涼しげなブルーを基調とした「バースペース」、2階に「カウンタースペース」、そして3階に「ダイニングテーブルスペース」を配置。4階にはテラスにもなる屋上スペースもあり、夏にはビアガーデンの企画も考案中という。

ダイエー商事は、仙台市に拠点を置く老舗飲食店チェーンとして創業46年の歴史と実績を持つ。もともとは、パブ経営を中心とした1.5次会利用の店がほとんどを占めていたが、ここ10年の出店では、居酒屋、新和食、ワインバル、炉端焼きなどの新業態の開発にも取り組んできた。店舗展開も仙台市青葉区国分町や一番町を中心とした、いわゆる繁華街を中心にドミナント展開してきたが、仙台市の隣にある長町エリアへの出店成功を皮切りに、エリアごとにマーケティングをした出店計画で業態開発を行っている。「客層を静観しながら商品や営業時間のブラッシュアップを試みます」と話すのは、同社の開発部門の責任者であり、同店のプロジェクトリーダー兼店長の中川耕司氏。同氏は、同業態の1店舗目のオープニングスタッフからスタートし、長町エリアの店舗のブラッシュアップ責任者を経て現在に至る。

メニューは、焼き鳥にしては大ぶりのポーションの串焼きスタイルを採用する。「金串に刺すことで、従来の焼き鳥とは違う『肉焼き』のイメージを持ってもらいたいです。来店動機のイメージとしては、『焼き鳥屋に行こう』と来たお客様が、お帰りの際に『焼とり屋に行ってきた』ではなく『ミートマンに行ってきた』という思いを持って帰ってもらうのが狙いです」と中川氏は話す。3号店初の名物料理として開発された「パキスタン人のつくね」(580円)は、ラム肉を使い、マッシュポテト、トマトを挟んだ創作串焼き。そのほかに、シンプルに肉を味わう「鶏串」「豚串」(各200円〜)や「肉巻き串ハラペーニョチーズ」(300円)などバラエティーあふれるメニューを取りそろえるが、どれも手ごろな価格帯で提供する。ドリンクは、さまざまな肉に合うワインを楽しんでほしいとの思いから、赤白33種類、泡も赤白2種類と、グラスで提供する種類を多めに設定している。また、バースペースでは、ハーブレモンバーベナを使った「ウォッカリッキー」など、同社の強みを生かしてさまざまなカクテルを用意するが、ネオ大衆系の価格帯を外さずにお得感を演出している。

「今回の肉男業態3号店の出店理由は、立地に合いそうな業態だったからです。今後も出店を続け、企業拡大路線ではありますが、単一ブランドにこだわった出店はしない方向で考えています。あくまでも物件ありきで、立地に合った業態を模索して行こうと考えています。そのことによって、地域に根付く、お客様に末永く愛されるお店を作っていくことができると信じているからです」と中川氏。創業46年の老舗飲食店企業であるが故の、落ち着いたドミナント戦略ではあるが、都内の繁盛店のネーミングの使用や業態開発のクオリティー。都内第一線の飲食店でも昨今デリケートになっている課題である、ほどよくバランスの良いプライス感覚の研究や取り組みなど、常に進化を続ける同社。歴史と伝統のプライドと、未来へのチャレンジがほどよく融合したとき、本当に心から地域の住民に愛される繁盛店となるであろう。

(取材=林 泰弘、文=下前 ユミ)

店舗データ

店名 仙台銀座の肉男MEATMAN(ミートマン)
住所 宮城県仙台市青葉区中央3-10-24
アクセス JR仙石線 あおば通駅より徒歩5分
仙台市営地下鉄南北線 仙台駅 南3番出口より徒歩4分
電話 022-226-8721
営業時間 17:00~24:00
定休日 無休
坪数客数 30坪(10坪×3層)・1階10席、2階8席、3階24席
客単価 3000円
運営会社 株式会社ダイエー商事
関連リンク ダイエー商事(HP)
関連リンク 仙台銀座の肉男MEATMAN(FB)

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