飲食店・レストラン“トレンド”を配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム東北」

澤田てい子
【澤田 てい子】 2000年6月 リクルートと業務委託契約、当時のフリーペーパー 「サンロクマル(同年8月にホットペッパーに紙名変更)」の営業として活動。 2006年6月 前職のお客様のお悩みであった顧客管理(2回目来店する方法)を学ぶために、テクノウイングへ入社し、顧客管理の営業、セミナー 講師として活動。 2011年5月、「震災復興のために飲食店は何ができるのか」話し合う場に たまたま居合わせたことにより、飲食業界にのめりこむ。 飲食店経営者が取り組む復興への活動や想いを共有することで、 飲食人の一番のサポート役になるべく、「自分にできる目の前のこと」を 真剣に取り組むようになる。 2014年11月 テクノウイングとの社員契約を業務委託契約に変更。 フードスタジアム東北の編集長を任命される。 現在は社内システムコーチング、顧客管理システムの販売、 メディアレセプション(PR)を中心に活動中。 信条; 1、飲食人の社外NO.1の右腕になる 2、目の前の人、モノ、事に、真摯であること3、悩んだら、わくわくする方を選ぶ

Title:宮城から沖縄へ!? 仙台の人気店「居酒屋ちょーちょ」が2021年10月14日沖縄県那覇市にOPEN! ドミナント戦略を超えて沖縄へ出店した理由とは!?

1階6店舗。有名店が集結しました!
目の前に鎮座する青森のねぶた。
板場を囲むカウンターが14席。ライブ感がすごい。
ちょーちょを彷彿させる囲炉裏に並ぶとろいわし。
しずる感抜群。名物とろいわし焼き。
OPEN当日の賑わい。
仙台から沖縄へ。気合いが入る。

沖縄出店のきっかけ

沖縄の話が出たのは去年の11月28日でした。前職が一緒でお世話になっている(株)コジマ笑店の小嶋崇嗣氏(ジーマさん)のSNSに沖縄のリーシングの記事が載っていて「沖縄にお店出すんですか?」と気軽に聞いたのがきっかけです。そしたら「興味ある?5坪なんだけど。」とこれまた気軽にかえってきて。当時はコロナ禍で緊急事態宣言であったりまん延防止対策だったり飲食店として自由に営業できずつまらないことばかりやっていました。会社の利回りも余裕がなかったですし、外食に夢を持てない状況が続いていました。この状況で誰がこんな職業で働きたいと思うんじゃい!と。そんな時にジーマさんの投稿を見て、お金はかけられないけれど自分たちのスタッフにこんな状況でも飲食は楽しいってことを忘れないでほしい、例えばそれが沖縄で超ごく狭案件だったら面白いんじゃないかと考えました。そこからジーマさんと打ち合わせて、今年1月に沖縄入りしました。その時物件は建設中だったのですがいい感じの裏路地に位置していて、イメージが湧きました。リーシングのメンバーも教えていただいて、凄く実力のある方たちがたくさんいて、これは自分自身、会社自身の成長に繋がると思いました。このメンバーの皆さんと何か1つのことをやれたら面白いものになるだろう、商業施設っぽいのに商業施設じゃない空気感、ホットスポットを作れるのではないかと。ジーマさんは「強い人を探している」と言っていましたが、自分がそこにいられること、出店を決断できたことはコロナ禍が生んだ1つのラッキーだったと思っています。

沖縄出店の話をした時の社員の反応

まず最初に、僕自身の経験をみんなに話しました。
「前職で新人の頃、バンクーバーに新店ができることになり募集があった。なのにその時の僕は実力も自信もなかったから手を上げられなかった。本来なら新店舗だから各クラスの人材が欲しかったはずで、案の定、同期は立候補してバンクーバーに行ったのに、僕は行かなかった。そのことだけはいまだに後悔してる。なんにしてもチャンスを棒にふるったと思ってしまう。そんなまたとない経験ができたのになんで当時の僕は手をあげなかったんだろう、と。」その話を踏まえて、みんなに今回の沖縄に行きたい人はいるかと聞いたんです。ただし今回、僕の前途の話と違うところは、超ごく狭案件なので行くんだったら頭をはれる人じゃないといけなかったんです。しかもグループとしては4店舗目になるのでいくら狭い案件だとはいえ、今後どこの店舗に行っても大丈夫、というくらいの店長という存在に成長してくれないと困るということもありました。そしたら思いの外、何人か手をあげてくれて。でも僕の会社には家族持ちが多くコロナ禍では動きづらいというのもあり、独身者であることも条件に組み込まれました。そうして常駐する人間が決まっていきました。

今後のお店の運営について

基本店舗は2名体制で、1名は常駐。もう1名は仙台本体から2週間ずつヘルプで行くことにしました。「那覇ちょーちょ」がそこにあるだけで現地の人を雇ってしまうと本末転倒になってしまうと考えていて、何より一番会社としてやりたいことはそれなんです。仲間が1人沖縄に常駐していることも大事ですが、年間のべ24人が仙台から沖縄へヘルプに行く。仙台と同じ「ちょーちょ」だけど、仙台と違う土地でしかも超ごく狭の店舗に。そうなったときにヘルプで行くスタッフたちにとって刺激になるし経験にもなるし、店舗に東北からわざわざ来たスタッフが立っていることの価値にもつながると思うんです。どうしても必要になってきたら現地採用も検討しますが、今はなるべくそのやり方でやっていきたいと考えています。社員だけでなく、バイトも含めてヘルプ要員は考えていて、学生でも夏休みに片道切符で2週間。稼いだバイト代で遊んで帰ってくる、というような会社としてのブランディングにもつながると考えています。

「那覇ちょーちょ」のテーマ

商業施設なので他店との兼ね合いも考えましたがそもそもテーマは被らないだろうということで、僕は「居酒屋ちょーちょ」をそのまま持って行きたいと話しました。
ちょーちょは2012年9月にOPENした1号店ですが、僕が青森出身であること、三陸の魚の美味しさをちゃんと伝えられる店であること、どんな年代・どんなニーズを持った人にも「ちょうどいい」店であることを念頭に組み立てたお店です。今回は店の規模も狭まりましたし沖縄ということもあり東北を代表して出店する意気込みでつくりました。例えば大きなねぶたを飾ることにしたのも、仙台のちょーちょよりも東北らしさをより前面に協調したかったからです。「この狭いのによくこんな邪魔くさいもの作ったね」と言って笑っていただきながら酒を飲んでほしいです。

店舗データ

店名 那覇ちょーちょ
住所 沖縄県那覇市牧志3丁目13-12+HACCHI 1階102
アクセス モノレール牧志駅より徒歩3分
電話 098 975 5165
営業時間 17:00~24:00
坪数客数 2.8坪+通路部分約2坪 カウンターのみ14席
客単価 4000円

Title:本場ナポリの2大ピッツァ協会も認めたピッツァイオーロ 三橋氏が薪窯で焼き上げる本場イタリアのナポリピッツァ!『Pizzeria e Osteria PADRINO』2021年7月17日、青葉区二日町に待望オープン!

遠くからでもよく見えるPIZZERIAの看板。
2016年ナポリピッツァ職人協会認定職人(左)
2015年真のナポリピッツァ協会職人(右)
この2つを持つ店は世界的にも珍しく、本番イタリアのピッツァイオーロも目を輝かせて写真を撮っていく。
店内はアマルフィ海岸を代表する「ポジターノ」から取り寄せた家具や装飾品で彩られている。
ナポリの日常をイメージした店内はテーブル席が37席。お客様の賑わいが美味しいBGMになる。
店の代表でありピッツァイオーロの三橋 亨氏。
震災時に炊き出しでつかった「ピッツェリア・パドリーノ・デル・ショーザン」の薪窯と一緒に。
平日限定ランチセットは1,500円~。
写真は2,300円コースのメイン「マルゲリータS.T.G」
「本日入荷の貝類とチェリートマトのリングイーネ」
ランチコースにはすべて、サラダとデザート、ドリンクが付く。
デザートはイタリア・シチリアの銘菓「カンノーロ(カンノーリ)」
本場のパスタがずらりと並ぶ。「生もいいが乾麺の良さも知ってほしい」と佐々木シェフ。

飲食を始めたきっかけ

三橋亨氏が料理に興味を持ったのは小学生のころ。地元気仙沼では小学校時代から当たり前のように釣りをして魚をさばいていた。自炊をすることも多く、高校卒業時には料理の道に進むことを決めていた。東京の調理師専門学校に進み、2年後には当時ブームが来ていたイタリアンを選択、就職のため仙台へ戻ってきた。入社してみると思い描いていた料理人の仕事とは違い、会社員としての働き方を求められていた。いろんな店舗にも行かせてもらえたし新店舗の立ち上げも経験させてもらったが、やはりしっくりこない。料理人としてのキャリアを積みたい気持ちが強くなっていった。そんな折、震災が起きた。自分自身の価値観が大きく変わったのを感じた。自分に何かできることはないのか。この先、何を「志事」として生きていこうか、真剣に考える日々が始まった。

ピッツァへの開眼

「好きな料理は何か」そう聞かれたとき、自分がよく「ピッツァ」と答えていることに気が付いた。イタリアンの料理人としてもちろん真剣にやってきたけれど、その中でも自分の好きなことを掘り下げたらどういうことが起きるだろう?そう思い、ピッツァの研究を始めることにした。休みの日には東京に行き食べ歩く毎日。参考にしたのは「真のナポリピッツァ協会」だった。「真のナポリピッツァ協会」は非営利団体としてナポリで1984年6月に創立されていて、2006年9月には日本にも設立、国内におけるナポリピッツァの発達を担う協会だった。その時はまだピッツァの善し悪しはわからなかったが、とにかく情報収集をし、自分の中での基盤を積み重ねていこうと考えていた。研究を重ねるため食べ歩く中で、仙台にも「真のナポリピッツァ協会」に認定された店があることを知る。それが前職の「ピッツェリア・パドリーノ・デル・ショーザン」だった。そこからは店に通い、当時の店主である千葉壮彦氏と親交を深めていった。震災の最後の炊き出しに参加させてもらえることになった際、ナポリ在住の技術指導員であるガエターノ氏をはじめ、日本全国のピッツェリアの方たちとともに炊き出しをすることで、本物に触れることができた。その頃から三橋氏は、千葉氏の元で修業をさせてほしいと思うようになっていった。

「ナポリピッツァ職人世界選手権日本大会」2位を獲得するまで

2013年8月、勝山館の中で「ピッツェリア・パドリーノ・デル・ショーザン」が大きくなるタイミングでそれまで従事していたイタリアンを辞め千葉氏のもとに修行に入った。ピッツァが美味しいという前評判、震災の炊き出しでつかっていたピザ釜を店舗に配置するというストーリー、しかも店内の装飾は本場イタリアを思わせる本格的なもの、ということもあり注目度は高くOPEN当初は忙しかった。千葉氏の仕事を横にへばりつくようにして見て覚えていった。その当時から千葉氏は「ピッツァ職人という仕事を世に広めたい」という志のもと仕事をしており、自分もその志に感銘を受け共感した。2015年7月末、千葉氏が独立することになり、三橋氏が料理長を継ぐことになった。「真のナポリピッツァ協会」の称号をとった千葉氏の跡を継げるのか、今来ているお客様は千葉氏のピッツァだから食べに来てくれるのではないか。不安が頭をよぎったが、お客様は待ってくれない。千葉氏の看板がなくなった今、同じことをしていても衰退していくだけだと思い切り、すべての食材や作り方等思いつくことをすべて0ベースで見直すことにした。生地一つ、食材一つに誠心誠意を払うこと。春夏秋冬、ほんの少しの天気や湿気の変化で変わっていくピッツァ。ここからは自分のピッツァと向き合うためにすべての時間を費やしていく。ひと言でいうのなら、真のナポリピッツァらしいピッツァを目指し研究を重ねていった。同時に同年から「ナポリピッツァ職人世界選手権日本大会」にも挑戦し始めた。そしてようやく自分が納得できる結果として、2018年に2位を獲得。自分が「これだ」と思う生地で本場イタリアの審査員から評価を得た。ずっと応援してくれていた会社への恩返しができたと喜びもひとしおだった。その勢いのまま、今度は自力で国内の「ツジキカイ500カップ」に出場し、優勝。その後実績が認められて、日本ナポリピッツァ職人協会のマエストロに任命された。自信は確信へと変わった。

「ピッツェリア エ オステリア パドリーノ」オープンの経緯と自分のビジョン

ピッツァ職人として働きはじめて約8年。自分の使命(志事)ははっきりと見えている。師匠である千葉氏が昔話していた「ピッツァ職人という仕事を世に広めたい」ということ、そして想いを共にする現オーナー伊澤氏とともに「本場イタリアの伝統と食を正しく伝えていきたい」ということだ。その役割を担うために自分がいまできることは何か。コロナ禍による「ピッツェリア・パドリーノ・デル・ショーザン」の閉店の決定でその気持ちはより強くなり、どうにかして次につなげられないか、独立を模索していた。
その矢先、現オーナーの伊澤氏から「一緒にやらないか」と声を掛けてもらいチームとして一歩を踏み出すことを決めた。ピザ釜は自分たちが情熱を注いだ「ピッツェリア・パドリーノ・デル・ショーザン」のものを使用させてもらうことにした。内装は来てくれた方たちが本場イタリアを感じてくれるよう、テーブルや壁面の大皿などの装飾品はすべてアマルフィ海岸の町「ポジターノ」から直接買い付けた。新たな旅路を新しい場所で始める覚悟が決まった。一飲食店として早く地域を盛り上げる店舗になりたい。待ってくれているお客様に一日でも早く美味しいピッツァを提供したい。自分たちの想いを最高のパフォーマンスで伝えたい。はやる気持ちを抑えつつも着々と準備を進め、ついに7月17日、オープンを迎えることとなった。

「Pizzeria e Osteria PADRINO(ピッツェリア エ オステリア パドリーノ)」ついにOPEN

お店のコンセプトは、「ナポリの日常をイメージした内装で、肩肘張らずに本場の味を」。
本場南イタリアのナポリとその周辺のリゾート地アマルフィ海岸。カジュアル過ぎず、決して畏まらず食事を楽しめる雰囲気づくりを心がけている。三橋氏がつくる本場ナポリピッツァ「マルゲリータ(1,500円)」「アマトリチャーナ(1,800円)」「クアトロフォルマッジ(2,300円)」「マルゲリータD.O.C(2,300円)」等約40種と、佐々木氏がつくるパスタ「“シェフのスペシャリテ”パレルモ名物 イカ墨のスパゲッティ(1,870円)」「イタリア産有機レモンのクリームソースレモンを練り込んだリッチョリ(1,870円)」「魚介たっぷりペスカトーレ“ポジリポ風”シャラテッリ(2,800円)」等約10種や前菜料理「本日のパドリーノおすすめ前菜盛り合わせ(1,800円)」「海の幸のフリット盛り合せパドリーノスタイル(1,980円)」、肉・魚料理「本日の牛肉のタリアータ炭火焼き 約2人前(180g)3,800円」「パレルモ名物 気仙沼産メカジキのグリル(3,600円)」を心ゆくまで楽しんでほしい。また、平日限定でお得なランチセットもあり、Aset(1,500円)~Sset(2,300円)すべてにサラダ、デザート、ドリンクがついている。

店舗データ

店名 Pizzeria e Osteria PADRINO(ピッツェリア エ オステリア パドリーノ)
住所 宮城県仙台市青葉区二日町17-31プレシャス二日町1F
アクセス 地下鉄北四番丁駅から徒歩8分
電話 022-290-1138
営業時間 ランチ【平日】11:30~14:30(LO.14:00)【土日祝】11:30~15;00(LO.14:30)、ディナー【平日】18:00~22:00(LO.20:30)【土日祝】17:30~22:00(LO.20:30)
定休日 火曜日・水曜日
坪数客数 33坪37席
客単価 ランチ1,800円/ディナー4,000円

Title:宮城に美味しい湯麵を広げたい!独立して10年目にして初の昼業態。湯麵専門店『餃子と濃厚湯麵 あおば』2021年6月28日亘理郡山元町にオープン!

看板メニュー「特製濃厚タンメン(海苔3枚,味玉,ジーパイ全部のせ)」1,100円
麺はスープが適度に絡む太めのワシワシ系。食べ応え抜群。
辛旨!「辛タンメン」900円
「手づつみ焼き餃子(8個)」350円
「台湾水餃子(5個)」450円
店の一画にある作業場で毎日餃子を手作りしている。
店内は広々。小さなお子様がいても安心な座敷席、仲間内で楽しめるテーブル席、1人客でも広々使えるカウンター席がある。
店長兼料理長の富塚邦春さん(左)とお昼の接客担当の下山梨穂さん(右)

飲食業に携わったきっかけ

仙台市中野栄駅前で「大衆酒場 魚18番」「串焼き ぽんず」の2店舗を展開する(株)PONZ(亘理郡山元町、代表取締役社長:下山弘樹)は、2021年6月28日、宮城県亘理郡山元町山寺字新清水34-2に、『餃子と濃厚湯麵 あおば』をオープンした。
下山氏が飲食業界に入ったのは専門学生時代。国分町でドリンクの種類が200種類以上もある飲食店のアルバイトが最初だった。その後、ホストやキャバクラのキャッチ等、約1年半の間、国分町であれこれ試しながら日々を過ごしていた。そんな中、仲のいい友人から声をかけられ20歳のとき北海道に渡ることになる。当初は黒服の仕事をする予定だったが実際の状況が自分に合わないと急遽判断、すすきのでホストとして再スタートを切ることにした。店のNO,1、NO.2とも仲良くなり一緒に歌舞伎町で一旗揚げよう、という話にもなったが自分は歌舞伎町へは行かず、別の店の店長に抜擢され北海道に残ることになった。
人生で初めて人の上に立つ経験だった。

震災後、また飲食業界へ

23歳を過ぎた頃、宮城に戻り昼の仕事をしようと運送屋に転職をした。しばらくたって震災が起き、配達先が沿岸の生産者が多かったこともあって仕事は激減。会社は人員削減を検討しなくてはいけない状況に陥っていた。自分以外の社員は先輩であることや家庭があることを考えると自分が会社を去ることが一番いいように思えて退職を決意した。
会社を辞めてからは趣味のサーフィンをしに全国の海をまわった。先のことを考えても仕方がない、今を楽しもう、とあまり深くは考えず日々を過ごしていた。
そんな折、サーフィンで知り合った飲食店経営者から「BARをやるから店長にならないか?」と誘いを受ける。よくよく考えた結果、「どうせやるなら自分でやりたい」と、声をかけてきてくれた経営者にお願いをし一緒に物件を探してもらい、契約も手伝ってもらい、お金まで借りて独立することにした。2011年12月のことだった。
BARの店名は『BAR PONZ』飼っていた犬の名前にした。1年半後の2013年6月には名取に2店舗目『多国籍居酒屋 IFUU』をオープン。さらにその1年半後の2015年12月には中野栄駅前に3店舗目『大衆酒場 魚18番(うおはこ)』をオープンさせた。
人材も資金も順調な中、2店舗目の店長が独立したいと申し出たことで、もともと狭かった『多国籍居酒屋 IFUU』を閉じて、3店舗目のはす向かいに『大衆楽園イロトリドリ(現、串焼きぽんず)』を2018年12月にオープンさせた。

昼業態へのチャレンジ

順調に店舗展開を果たしていた下山氏もコロナ禍で一気に状況が悪化。店の場所は仙台市内から大きく外れた中野栄駅前。駅を使うサラリーマンや地元の人が動いてくれないと営業にならない。
もともと自社の戦略として焼肉業態とラーメン業態には手を出さないと決めていたがそんな場合ではなくなった。コロナ禍でも、1人でも食べに来てくれる業態は何か、必死で考えた末に出たのが「湯麵専門店」だった。湯麵であれば野菜も取れるし健康志向になっている現在、受け入れられやすいのではないか。そこからはあちこちに出かけて食べて調べて湯麵を研究する日々。そんな中、救ってくれたのがまたもや飲食店経営者仲間だった。中華料理出身、飲み仲間でもある彼から「手伝いますよ」の快いひと言。レシピを提供してもらい、納得する味にたどり着いたところでまずは『串焼きぽんず』の昼業態として2021年2月末からプレオープンさせることにした。
いずれは現在の場所に店を構えることを決めていたので、店の名前を知ってもらうため、味を整え自分たちの味にしていくためのステップだった。

ようやく開店!『餃子と濃厚湯麵 あおば』

2021年6月28日、ようやく亘理郡に念願の『餃子と濃厚湯麵あおば』を開店することができた。店名は生まれたばかりの第4子の名前をつけた。レシピは『串焼きぽんず』でプレオープンしていた時代のものをカスタマイズし、自社オリジナルのスープを完成させた。
亘理は自分の地元でもあり馴染み深い土地。求人もそれほど多くない場所なので働きたい仲間がすぐに集まった。店主兼料理長は同級生、お昼の接客担当は昔一緒に働いていた自分の嫁や仲間のお母さん、雇用を生むことができたこともこの土地で開店したからこそだ。
メニューはずっと温めてきた「濃厚タンメン(800円)」だけではなく、鶏拝(ジーパイ)を乗せた「鶏拝タンメン(1,000円)」海苔3枚、味玉、鶏拝を全部乗せた「特製濃厚タンメン(1,100円)」を基軸に、味噌味、塩味、辛口(小辛、中辛、大辛、辛激)を開発。さらに、メインとして「手づつみ焼餃子(350円)」と「台湾水餃子(450円)」も自社で毎日手作りしている。
今回開発した湯麵は野菜も多くヘルシーではあるが濃厚なので、口をさっぱりさせるため焼き餃子に関しては小さめの一口サイズで肉を使わず餡は野菜だけ、台湾水餃子に関しては五香粉の香りと味わいで癖になる味に仕上げている。
ずっとやらないと決めていた業態に思い切って舵を切った下山氏だったが仕上がった濃厚湯麵には手ごたえを感じている。今後は、この「濃厚湯麵」と「手づつみ餃子」を軸に、「濃厚湯麵専門店」を宮城に広めていきたいと考えている。

店舗データ

店名 餃子と濃厚湯麵 あおば
住所 宮城県亘理郡山元町山寺字新清水34-2
アクセス 山元インターチェンジから南に車で3分
JR常磐線山下駅からタクシーで5分
電話 0223-29-4676
営業時間 昼の部11時~15時、夜の部17時~21時 
定休日 毎週火曜日
坪数客数 29坪 カウンター6席、 テーブル席6名×3、 座敷席6名×4
客単価 900円

Title:コロナ禍で廃業した取引先の八百屋を救う!大切な仲間を守るため事業承継。 担当者の名前そのままに『#05 阿部青果店』7月2日仙台木町通にオープン。

エメラルドグリーンのカラーが目立つ店頭にて、佐々木氏を囲んでスタッフ全員で。
仕入れ、配送担当の阿部さん。人柄の良さで市場でも飲食店でも可愛がられている。
店の真ん中に位置するフルーツサンドのショーケース。
#05阿部青果店の名物!「フードロスコーナー」ちょっと季節が過ぎてしまった、ちょっと傷がついてしまった、ちょっと曲がってしまった。そんな野菜を格安で販売!
野菜サンド(サーモン)これぞ萌え断!!パンの厚みを抑えて野菜を丸ごと味わう感覚で食べてほしい。
レジ前のショーケースには、余ったパンのみみを利用した「みみパフェ」や今流行のマリトッツォ、野菜サンドがずらりと並ぶ。
季節のフルーツを使ったソーダやソフトもイートインで食べることが可能!

事業承継を決めた理由

仙台市内で「伊達酒場 強太朗」「伊達な仙台炉端 強次朗」「酒蔵 強三」「伊達な食堂 きょーしろー」の4店舗を展開する(有)KYOTAファクトリー(仙台市青葉区、代表取締役:佐々木強太)は、2021年7月2日、仙台市青葉区木町通2丁目1番55号に、【#05阿部青果店】をオープンした。
2020年3月からの長引くコロナ禍で居酒屋業態は疲弊し、先行きも不透明な中もがき苦しんできた。同社も例にもれず倒産の危機を免れようとランチ営業、お弁当販売、コッペパン販売、フルーツサンド販売等、思いつく限りのことを社員一同取り組んできた。
そんな中、自社の取引先である八百屋が2021年3月末で廃業する知らせが入る。飲食店も厳しいがまだ協力金という望みがある。しかし、飲食店を支える業者にはその希望すらない。その事実を改めて痛感した瞬間だった。自分たちにできることはないのか?八百屋の担当者をどうにか救うことはできないのか?「自分たちが選べる唯一の答えは、八百屋を事業承継するという、それしかありませんでした」と佐々木氏は言う。

八百屋を継ぐということ

しかし今までの飲食店向けの卸だけではこれまで通り立ち行かなくなるのは目に見えている。やればやるほど薄利多売。他の卸業者やスーパーと肩を並べて同じ売り方をしていては本業である飲食店の利益まで圧迫しかねない。そこで考えたのが、今まで取引していた飲食店への卸業はそのままに、一般のお客様にも居酒屋が使う新鮮な野菜を販売することにし、他にはない新しい価値を提供する八百屋を作ること。スケールメリットだけを考えたわけではない。これまで仕入れも配達も担当してきた目利きの八百屋がそのまま業務を担当することで間違いのない商品を提供できる安心感を持たせること。店頭には今まで居酒屋で培ってきた接客力の高いスタッフを配置して、より身近な会話からお客様のニーズに応えていくこと。そうすることでただ安いだけではない、古き良き日本の商店街にあるような顔が見える八百屋として事業を継続できるのではないかと考えた。

母親の雇用創出という課題

実は佐々木氏にはもう1つ解決したい問題があった。それが雇用の創出だ。会社が長く継続するに従い、卒業するスタッフは増えていく。学生アルバイト、フリーター、みんな自分たちの生活があるので仕方のないことだったが、それは寂しくもあり、母親になると戻って働く場所もない。それならば、新しく働ける場所を作ってあげたいという気持ちにもつながっていた。
そこで今回、#05阿部青果店をオープンさせるにあたりちょっとした時間を使える元バイトやフリーターの人たちに声をかけてみることにした。みな、結婚していたり母親になったりと環境が変わっていたが、二つ返事で引き受けてくれる人が多かった。
佐々木氏が10年ほど前に現場の最前線で一緒に働いていたメンバーが多く、信頼のおける仲間たちだ。中には小さな子供がいるけれど一緒に働きたいと申し出てくれる人もいた。片道2時間かけて通ってくれることを決めたスタッフもいた。「子供を迎えに行くまでの2時間だけでも一緒に働きたいから」彼女の言葉に胸が熱くなったという。
佐々木氏は言う。「昔は子供をおぶりながら仕事をするお母さんが多かった。今だってそういう働き方があってもいいと思う。それに、今回のスタッフは小回りも気も利くいい子たちがそろっている。だから商品や接客に関しては安心して任せたいと思っている。何より自分自身がまた一緒に働けることが嬉しい。」

『阿部青果店』コンセプトとメニュー

卸の青果が直営する八百屋とフルーツパーラーの二毛作業態として目利きの店主が選んだ野菜や果物をシズル感を演出して販売する。近隣スーパーと競合するのではなく独自の付加価値でファンを作る。また今流行のフルーツサンドをはじめ、野菜サンド、サラダ、お惣菜、シェイク、パフェ、サワー等も順次販売予定。
メニュー構成(オープン時情報)としては、八百屋が作ったフルーツサンド(映え,MIX,パイン,赤肉メロン,バナナ,シャインマスカット)(529円~961円)
八百屋が厳選した自家製野菜サンド(ハムチーズ,テリチキ,スモークサーモン)(529円~853円)
フルーツがゴロゴロはいったソフトクリーム(メロン,バナナ,パイン,シャインマスカット)(410円~961円)

店舗データ

店名 #05阿部青果店 (あべせいかてん)
住所 仙台市青葉区木町通2丁目1番55号 藤野屋ビル1F
アクセス 地下鉄南北線北四番丁駅から徒歩5分
電話 022-274-5324
営業時間 11:00~19:00
定休日 水/第一日曜
坪数客数 19坪(4名席1席、カウンター10席)

Title:飲食を諦めない!海老醤、牡蠣醤に拘ったラーメン店で再起をはかる。 仙台本町に『海老と牡蠣。そして夜中華。醤麺男~ジャンメンマン~』6月28日オープン。

11:30~22:00の通しメニュー
16:00~のメニュー
16:00~のメニュー
16:00~のメニュー
熟成醤油の「激」濃厚牡蠣 油そば
熟成醤油の「激」濃厚海老油そば
熟成味噌「北海道紅一点」焙煎味噌
焙煎海老味噌拉麺
北海道厚岸産生かき(1個100円)
株式会社 S.S代表取締役:島貫央聖氏(左)と株式会社蝦夷ホールディングス代表取締役:相馬慶一氏(右)

飲食業に携わるきっかけ

株式会社 S.S代表取締役:島貫央聖氏が飲食業界に足を踏み入れたのは18歳の時。大手チェーン店でアルバイトとして働いていたが若気の至りから店長と喧嘩になりクビになる。その後は点々と飲食店を渡り歩き、2016年、共同経営者として仲間と独立。しかし方向性の違いから、約1年でケンカ別れをしてしまう。2017年6月、サービスをやりたいという自分の気持ちに素直になろうとようやく腹を決めて個人事業主として独立するに至った。24歳だった。
その頃は自分がやりたいことを貫くというよりは、今いる社員の人生設計に合わせて業態を組み立てていた。「人を生かす」ということを優先するが故の決断だったが、始めてみるとこれがうまくいかない。料理人が辞めるたびに業態を変更、自分が何をしたいのかどこを向いているのかもわからなくなっていった。

コロナ禍での経営難

2020年3月、複数店あるうちの何店舗かを業態変更しながら経営を模索している最中に、メディアのコロナ報道に振り回されるようになっていく。それまでも好調とは言えない経営状態だったが追い打ちをかけるような社会情勢。もうこれはいったんリセットして1からやり直さなければ立て直せないかも、と不安になる中、社員を守ることができなくなっていく。転職する人、独立する人が会社を退職していき、いよいよ自分の周りから人がいなくなっていった。お金もない、人もいない、これではどうにもならないと「自己破産」のワードが頭を何度もよぎる。
自身のことだけ考えれば飲食業とは別にやっている事業もあるため、生きていくことだけはできる。今は一回全部を手放してコロナの情勢が落ち着いたらもう一回自分でやり直そう、と思っていた。

ラーメン事業に踏み切った経緯

2021年2月、飲食仲間に「自己破産するしかないかも」と弱音を漏らした。すると「ラーメンのFCを探している社長に相談したらどうか」と提案をもらい相談してみることになった。もともとコロナ禍になる前からラーメン事業や弁当事業に興味はもっていたものの自分のノウハウではどうにもならないと諦めていた事業だった。
相談させていただいた社長(株式会社蝦夷ホールディングス代表取締役:相馬慶一氏)とも顔見知りだったこともあり洗いざらい全てをさらけ出して相談した。
相馬氏はコロナ禍を生き抜くため、当初よりラーメン事業やデリバリー事業、キッチンカー事業を手掛け次々と新しい価値を生み出す活動をしていた。それと同時に開発した海老、牡蠣ラーメンをともにお客様に届けてくれるパートナーも探していた。島貫氏からの相談を受けた際、最初は「困っている現状から逃げる苦肉の事業転換だろう」くらいで話を聞いていた。だが、話していくうちに飲食を辞めよう、自己破産しよう、と考えていた筈の島貫氏の目つきが変わり、まだ始まっていない事業に自信と希望を持つようになったのを肌で感じたという。「そんな一生懸命に取り組む彼の熱量に惹かれ応援したくなった。ラーメンにとことん拘わることと、夜に中華を組み合わせる事で彼がもっと現場仕事と仲間に真剣に向き合わなければ成立しない業態を敢えてプロデュースさせて頂きました」と相馬氏は語る。こうして、島貫氏と相馬氏のラーメン屋をスタートさせる二人三脚が始まることとなった。

『海老と牡蠣。そして夜中華。醤麺男~ジャンメンマン~』始動。

「ラーメン屋をやる」と決意できたのにはもう一つ理由があった。たった1人残ってくれた社員の存在だ。ずっと経営者らしくありたいと肩ひじ張っていた島貫氏は「人を生かせる会社に」と願っていたにも関わらず、全く違う行動をしていたことが分かったという。今残ってくれた社員と腹を割って話すことで彼と一緒に本気で現場に戻る決意ができた。ここからが本当の再起の道だ。

メニューの主軸は、こだわりの「醤」で作るラーメンと油そば。自家製の醤油だれ、北海道大豆使用「紅一点」の合わせ味噌、そして今回はその特製だれと自家製の「海老醤」「牡蠣醤」を合わせた海老(醤油979円・味噌1078円)、牡蠣(醤油979円・味噌1078円)この「醤」に超こだわりの「自家製ねぎ香味油」と海老醤、牡蠣醤を合わせた「なまら海老醤 油そば」(979円)と「旨磯牡蠣醤 油そば」(979円)、「醤麺男特製油そば」(759円)。
さらに、北海道厚岸産「大澤水産」の生牡蠣が昼夜通して365日1個100円で食べられる他、夜16時からはラーメン、ザンギ、餃子に加え30種類以上の550円均一中華料理を楽しむことができる。海老醤、牡蠣醤をたっぷり乗せた「拉麺屋の海老醤トースト」(418円)「拉麺屋の牡蠣醤トースト」(418円)が一押し。
夜のテーマは「牡蠣と中華。そしてシュワシュワ。」生ビール、ビアカクテル、スパークリング、スパークリングカクテル、ハイボール、紹興酒ハイボール、バリエーション豊富なサワー、シュワシュワカクテル、など中華に合わせたドリンクメニューも多数取り揃えている。

今後の展望

今は素直に飲食店をやりたい。
初心にかえって現場に入り、社員とともにお客様のことだけを考えて美味しい料理と楽しい空間を提供したい。立地としては平日と土日の人通りが変わるので、ひとまずは定休日を設けずにひたすら営業を継続し、マーケティングしながら進めていきたいと考えている。
売上は月530万円を目標に、そしていつの日かまた居酒屋を経営できるようになるために自分自身を磨き成長していけるように頑張っていきたいと思っている。

店舗データ

店名 海老と牡蠣。そして夜中華。醤麺男~ジャンメンマン~
住所 仙台市青葉区本町2丁目5-10 リ・カーサ1F
アクセス 地下鉄南北線広瀬通駅から徒歩8分
電話 022‐738‐7072
営業時間 11:30~22:00 (ディナーメニュー16:00~)
定休日 なし
坪数客数 13.4坪25席(外に立ち飲み席あり)
客単価 1000円

Title:飲食店イートイン安全ガイドライン宮城が策定されました

「飲食店イートイン安全ガイドライン宮城」は宮城県からのご理解、ご助言を得て、一般社団法人東北食の力プロジェクトが作成しました。
このガイドラインが多くの飲食店、消費者の心に届き、県をあげてwithコロナの時代を生き抜いていけるよう、取り組んでいきましょう。

添付のPOPは宮城県飲食店で賛同していただいた方はいつでもどなたでもダウンロードしてお使いいただけます。
不明な点はいつでもお問合せください。

https://www.kuriharacity.jp/w018/gaidorain2020.pdf

Title:宮城の飲食店を救え!【愛する店ドットコム仙台実行委員会】がクラウドファンディングを立ち上げました

この度、新型コロナウイルスの影響により、売上減少に見舞われている飲食店の窮地を打開する一助となればと、まちくるファンド仙台(仙台市中心部商店街活性化協議会)の協力を得て「愛する店ドットコム仙台実行委員会」が立ち上がり、クラウドファンディングが開始されました。参加飲食店にクラウドファンディングで応援することで、未来の宮城の街を全員で守ることができます。
このクラウドファンディングの参加飲食店は宮城県内205店舗、期限は4月14日23:59です。詳細は下記URLからご確認ください。

【クラウドファンディングページ】
URL/→クラウドファンディングページ


Title:『飲食店に必要な英会話セミナーin山形』が開催されました。

2020年3月19日、山形市の飲食店4社25名が集まり、『飲食店に必要な英会話セミナー』が「魚きがるに酒場」「マーキガルニ」(ジョウセン株式会社運営)の2店舗を会場として開催されました。この取り組みは、山形県のインバウンド事業の委託を受け、東北地方に外国人観光客を呼ぶために精力的に活動しているThe Hidden Japan合同会社が企画した山形駅前の飲食店をめぐるツアー商品「山形駅前バーホッピング」にジョウセン株式会社が参画し、インバウンド需要にこたえる活動などを行ったことがきっかけだったという。
近年、各地方自治体がインバウンドに力を入れていることで訪日外国人数は年々増加しており、山形駅前も外国人観光客の姿を目にすることが多くなっている。その中で、「山形に来たならば、山形の名物料理や美味しいものを食べたいし、せっかくならそこにしかない飲食店に入りたいけれど、言葉の壁があるためになかなか入店してもらえない。入店したとしてもお客様もスタッフもストレスを感じるようなシチュエーションが増えてしまうのではないか。」と感じたことから、飲食店自体の英語スキル、おもてなしスキルを上げる必要があるとジョウセン株式会社代表取締役:小林亮太氏、同社部長:武田晋一郎氏が企画提案し、ジョウセン株式会社主催、すずらん商店街振興組合共催、The Hidden Japan合同会社の協力のもと、開催された。
今後も新型コロナウイルスの収束を見ながらではあるが、1,2か月に1回程度の頻度で開催を計画。武田氏は「もっとたくさんの飲食店に参加していただけるよう働きかけていきたい。国籍問わず多くの外国人にご満足していただけるおもてなしができるように取り組みたい。」と意気込みを語った。

Title:ケータリング・テイクアウトOKな飲食店 山形(3月14日更新)

■マーキガルニ(テイクアウトのみ)
サービス/唐揚げ弁当(ランチのみ)、キッシュ、オードブル
担当者/相澤
電話/023-673-9583
URL/→ヒトサラ

■きがるに大衆酒場(テイクアウトのみ)
サービス/オードブル
担当/新関
電話/023-674-7220
URL/→ヒトサラ

■魚きがるに炉端(テイクアウトのみ)
サービス/お刺身盛り合わせ(魚介類販売業許可済み)
担当者/高橋
電話/023-676-5110
URL/→ヒトサラ

■ワイン居酒屋べじ(テイクアウトのみ)
サービス内容/テイクアウトボックス、晩酌セット、一品料理、パスタ、ピザ
担当者/岸晶
電話/023-633-0585
URL/→食べログ

Title:ケータリング・テイクアウトOKな飲食店 宮城(5月2日更新)

【仙台市泉区】
■はたごや
和食、オードブル、お弁当、一品料理、ケータリング、テイクアウト、
担当者/畑(はた)
電話/0227397343
配達範囲/半径3キロ圏内、5キロ圏内は要相談
URL/→HP

■ストーリア
イタリアン、パーティセット、パスタ、ピザ、一品料理 ケータリング、テイクアウト
担当者/林(はやし
電話/0223752667
配達範囲/半径3キロ圏内、5キロ圏内は要相談
URL/→HP

■んだっちゃマーケット
洋食、オードブル、お弁当、一品料理
担当者/猿舘
電話/022-776-1301
配達範囲/泉区
URL/ →HP

■陽のあたる処居酒屋SARU
洋食、オードブル、お弁当、一品、ケータリング、テイクアウト、パスタ
担当者/猿舘
電話/0223735234
配達範囲/泉区
URL/→HP

【仙台市青葉区】
■D’s デリバリー
スペアリブ、ワインのアテ盛り合せ、ワインの為のデリサラダ、肉巻き串6種盛り合せ、ラムメンチカツカレー、焼き鳥6種盛り合せ、アンチョビポテトM、L、牛もつの八丁味噌煮込み、大焼売、フィレカツサンド、つくね、バッファローチキン、
寿司、特選握り、伊達握り、広瀬握り、青葉大漁握り
担当/石岡、佐藤
電話/022-797-8091
配達範囲/
五橋、土樋、片平、北目町、一番町、国分町、本町、米ヶ袋、中央、上杉、花京院、錦町、宮町、木町通、大手町、二日町、花壇、春日町、大町
URL/→デリバリー専用HP

■bar OBORO
カレー・台湾ミンチ混飯、偶に、数量限定メニュー
担当者/飯塚
電話/09064501111
メール受付/oboro-sendai@outlook.jp
配達範囲/要相談
URL/→ヒトサラ

■伊達な食堂 きょーしろー(※テイクアウトのみ)
お弁当 テイクアウト お惣菜 (プレオープン中)
担当/ 加藤
電話/ 090-7327-0171
URL/→Facebook

■酒蔵 強三
お弁当 テイクアウト、オードブル(要予約) お惣菜、デリバリー 居酒屋おつまみ お家で居酒屋セット、お酒(量り売り)
担当/ 及川
電話/ 022-302-5340
配達範囲/ 半径1km
URL/→Facebook

■伊達酒場 強太朗
お弁当 テイクアウト、オードブル(要予約) お惣菜、デリバリー 居酒屋おつまみ、お家で居酒屋セット、お酒(量り売り)
担当/ 遠藤
電話/ 022-212-3057
配達範囲/ 半径1km
URL/→Facebook

■店名 ばるの助仙台青葉店(※テイクアウトのみ)
サービス内容 牛ハラミステーキなど
担当/三塚
電話/022-797-4663
URL/→Hot Pepper

■店名 はなの舞利府ペアガーデン店(※テイクアウトのみ)
サービス内容 海鮮丼、各種居酒屋おつまみなど
担当/ 佐藤
電話/022-767-8825
URL/→Hot Pepper

■お菜晩酌志ほ(※テイクアウトのみ)
お菜(おかず)2種 ご来店の際に本日のお菜から2つお選びください
担当/古川
電話/08028189497
URL/ →HP

■伊達前酒場 赤猿
居酒屋おつまみ、オードブル、おウチで居酒屋セット、お弁当、テイクアウト、デリバリー
その日のメニューはインスタグラムにて
担当者/大森
電話/0223983483
配達範囲/基本は半径3キロ圏内、すこし遠くてもご連絡、ご相談下さい!!
URL/→HP

■食・酒・笑 にこらす(藁焼きは前日までの要予約)
居酒屋おつまみ、藁焼き
担当者/小原
電話/022-211-8226
URL/→㏋

■居酒屋 二代目(※テイクアウトのみ)
居酒屋おつまみ、オードブル
担当者/狩野
電話/022-722-2627
URL/→Facebook

■焼き鳥 小枝(※テイクアウトのみ)
焼き鳥
担当者/小枝
電話/022-724-7201
URL/→㏋

■韓国居酒屋 ハルバン
韓国料理 麺 一品料理 お弁当 焼肉 オードブル パーティーセット テイクアウト デリバリー
担当/金田
電話/022-797-5750
配達範囲/仙台市内 範囲制限あり(※要問合せ)
URL/→Instagram

■芳正~酒ト肴(※テイクアウトのみ)
まかないカレー弁当、若鶏からあげ弁当、牛すじ煮込み丼弁当、その他日により異なる
担当/畑(ハタ)
電話/022-703-3083
URL/→Facebook

■Graal(グラール)(※テイクアウトのみ)
フレンチお惣菜、ソムリエがセレクトしたワイン
担当/佐藤
電話/022-796-7898
URL/→HP

■ゴリラ食堂 一番町
和食、唐揚げ、カレー、一品料理、ケータリング、テイクアウト
担当者/阿部
電話番号/‭022-748-7737
受付時間/9時〜21時
配達圏内/一番町、要相談
URL/→Facebook

■カフェ コンコンブル
オムライス、パスタ、コーヒー、ケータリング、テイクアウト
担当者/佐藤
受付時間/10時〜20時
電話番号/022-224-8506
配達圏内/仙台駅前、要相談
URL/→HP

■港町バル ベヴィトリーチェ
パスタ、ピザ、オードブル、ケータリング、テイクアウト
担当者/蛭田
受付時間/10時〜20時
電話番号/022-711-0670
配達圏内/仙台駅前、要相談
URL/→HP

■小さなワイン食堂 タブリエ
ピザ、パスタ、オードブル、ケータリング、テイクアウト
担当者/佐藤
受付時間/11時30分〜21時
配達圏内/仙台駅前、要相談
電話番号/022-224-9544
URL/→Facebook

■山海里 清ぼう(※前日まで予約・テイクアウトのみ)
居酒屋オードブルテイクアウト
担当/相澤
電話/022-722-2889
URL/→HP

■アンバーロンド(※テイクアウトのみ)
各種クラフトビール(樽生量り売り、瓶、缶の持ち帰り販売)、ソーセージ各種、焼餃子
担当者/ 田村琢磨
電話/ 0222115686
URL/→Facebook

■BEETLE仙台(テイクアウト&デリバリー)
お弁当、焼き魚、揚げ物etc.
担当者/二瓶
電話/0223026366
配達範囲/範囲2km
URL/ →Facebook

■フレンチ居酒屋『ranpu』
洋食・オードブル・お弁当・一品料理・ケータリング
担当者/小埜寺喬
電話/0222663145
配達範囲/仙台市内
URL/ →食べログ

■ケヤキカフェ
ケータリング・オードブル・お弁当
担当者/八尋
電話/022-395-9234
配達範囲/仙台市内
URL/→食べログ

■NOBATTE(前日まで予約)
イタリアン、オードブル、一品料理、テイクアウト、ケータリング
担当/平田
電話/070-6619-7029
配達範囲/仙台周辺地域
URL/→Facebook

■ダンダダン酒場(※テイクアウトのみ)
餃子、各種お弁当、(冷凍餃子)
担当/村島
電話/0227970670
URL/→食べログ

■三陸天海一家(※テイクアウトのみ)
海鮮・和食・オードブル
担当者/庄子
電話/022-217-3150
URL/→Hot Pepper

■なかぐろ(※テイクアウトのみ:前日まで予約)
居酒屋おつまみ晩酌セット、テイクアウト、
担当者/飯島英彦
電話/022-224-8828
URL/→食べログ

■そば居酒屋しあわせ一番町
ヘルシー弁当(昼・夜)、居酒屋メニュー
担当者/阿部
電話/022-398-9567
配達範囲/仙台市内
URL/→HP

■天海のろばた 分店(※テイクアウトのみ)
海鮮・和食・お弁当・テイクアウト
担当者/内野
電話/022-722-3620
URL/→Hot Pepper

■OSTERIA JAPPAS(※テイクアウトのみ:前日予約)
パニーニ(限定10食)、洋風おつまみ晩酌セット
担当者/小野晃平
電話/0227977567
URL/→食べログ

■TANOJI SENDAI
ケータリング、仕出し弁当配達。和風フレンチ、本格フレンチ、オードブル、ドリンク、スイーツ。
担当者/松本圭介
電話/022-739-9424
URL/→HP

■スターガーデン
ケータリング。イタリアン、オードブル、ドリンク。
担当者/山形篤
電話/022-726-2392
URL/→食べログ

■ステーキハウス仙(※テイクアウトのみ)
ステーキ、ラザニア、ビーフシチュー、パスタなど
担当者/重光、セク
電話/022-703-3657
URL/→Facebook

■Casual Italian Tooooo Lemon
レモンチキンカレー、クリームチーズのリモーネピザ、レモンスカッシュ、シェフ気まぐれピザ「カプリチョーザ」や漢方三元豚を使用した「ロコモコ丼」
オードブル、ケーキ(※3日前まで予約)
担当者/柴田、川村
電話/022-302-6899
配達範囲:お店から徒歩10分圏内(お店まで取りに来ていただく場合は10%オフ)
URL/→HP

■炭火焼と南イタリア料理 ヴァカンツェ(※テイクアウトのみ)
オードブル、一品料理、・前菜とおつまみが6〜7種、などご要望に応じて
担当/渡邊
電話/0222652325
URL/→HP

■仙台勝山館 醇泉(前日まで予約)
日本料理
担当者/本田義幸
電話/022-213-9188(仙台勝山館代表電話)
配達範囲/3個以上または15,000円以上のご注文で、上杉から半径3km圏内
URL/→HP

■地雷也(※テイクアウトのみ)
焼き物 キンキ、半羽の炭火焼き、おにぎり、笹かまなど
担当者/渡辺
電話/022-261-2124
URL/→HP

■仙一ホルモン(※テイクアウトのみ)
「自宅で仙一ホルモンの味!味付け肉(部位要問合せ)」ドレッシング、たれ
担当者/三浦
電話/022-223-2955
URL/→食べログ

■いづも仙台パルコ2店(※テイクアウトのみ)
うな重
担当/土田
電話/022-253-7554
URL/→HP

◼️Craftsman Sendai(テイクアウト&デリバリー)
オードブル、ピッツァ、パスタetc.
担当者/島崎
電話/0227978431
配達範囲/範囲2km
URL/→Facebook

■ここみ亭二日町店(※現在はテイクアウトのみ)
管理栄養士が考えたお惣菜・お弁当
※現在個々の配達は承っておりませんが、お弁当個数によっては可能な場合がございます。個数と配達日時をお電話にてご相談承ります。
電話/022-797-5215
URL/→HP

■リュミエール(※テイクアウトのみ)
フレンチ シャルキュトリー オードブル お弁当 一品料理
担当者/瀬戸
電話/022-302-7210
URL/→ヒトサラ

■六丁目農園
六丁の目農園の美味しいお弁当、オードブル
担当者/渡部
電話/070ー1141ー8686
配達範囲/六丁目から仙台駅周辺/要相談
URL/→HP

■ISLAND VIBES (アイランドバイブス)
アイランドバイブスの人気メニューを持ち帰りTAKE OUT, 配達(HOLAXに委託), オードブルok
担当/鎌田
電話/0223936351
配達/仙台市内(URL/→HOLAX“に委託)
URL/→食べログ
mail/hypeon46@gmail.com

■綴café(※テイクアウトのみ)
オードブル・お弁当
担当者/鈴木
電話/022-393-7888
URL/→HP

■PIZZA LABO REGINA
釜焼きナポリピッツァ、パスタ、おつまみテイクアウト可能です!最短5分で受け渡し可能です。
(国分町二丁目の範囲内であればデリバリーサービスも行っております。)
担当者/ 鈴木
電話/09039841767
配達範囲:店頭。あるいは国分町二丁目。
URL/→Hot Pepper

■台湾屋台料理 台味
ルーロー飯、ラーメン、台湾スイーツ、仙草茶
担当/西舘
電話番号/090-8259-1523
URL/→Facebook

■とろさば料理専門店 SABAR+SENDAI(※テイクアウトのみ)
サバ料理、お弁当、一品料理、オードブル、
担当/佐藤暢
電話/0222663807
URL/→HP

【仙台市太白区】
■居酒屋 ちょーすけ(※テイクアウトのみ)
居酒屋・テイクアウト・弁当
担当/佐藤
電話/022-746-8422
URL/→ぐるなび

■北海道レストラン長町店(※テイクアウトのみ)
ザンギ、生ラムジンギスカン炒め、ナポリタン、ガーリックシュリンプ、カニ・ウニのチャーハン等、お店のメニュー
担当/田中
電話/022-395-5258
URL/→HP

【宮城県栗原市】
■会席料理丸勝
日配弁当(月曜日から金曜日)550円、お弁当、折詰、お惣菜、オードブル、いなり海苔巻き、ケータリング、
担当/阿部
電話/0228-52-2028
配達範囲/栗原市内、お電話対応致します!(※テイクアウトもOK)
URL/→Facebook

【宮城県石巻市】
■和Diner Irasuke(※テイクアウトのみ)
持ち帰りできるメニューすべて(要問合)、オードブル(要予約)
担当/伊藤
電話/0225859048
URL/→Facebook

■肉酒場おらいーの(※テイクアウトのみ)
持ち帰りできるメニューすべて(要問合)、オードブル(要予約)
担当/藤島
電話/0225984775
URL/→Facebook

■たまごと鳥 ぴよ吉(※テイクアウトのみ)
持ち帰りできるメニューすべて(要問合)、オードブル(要予約)
担当/菅原
電話/0225859167
URL/→Facebook

Title:北海道の農家と漁師の台所。親子3世代で楽しめる大人のファミレス『北海道レストラン 仙台店』長町南に12月3日オープン!

OPEN初日。全国各地から仲間が集い、オールスターでの営業を開始。この絆が一番の強さ。
大きく目立つ看板が目印。
テーブル6名席
原始焼きは炉端で。ライブ感満載。
掘りごたつ席。仕切りをとれば団体様でも利用可能(36名席)
カラオケ付き個室(8名席)
お子様用おもちゃグッズ。お子様にもれなくプレゼント。
北海道厚岸町「大澤さん」の生牡蠣。365日1個100円。写真は「黒胡椒と山わさび」「カルパッチョソース&フライドオニオン」「ハラペーニョ&サルサ」の味付き。1個180円、3個480円。税別。
自社ブランド「北の海王」有頭ほっけ開き原始焼き 1280円(税別)
イタリア産「グラナパダーノ」目の前で仕上げる、巨大ホールチーズのクリームパスタ 980円(税別)
完成。
牡蠣漁師大澤さんが副業で採る厚岸産あさりの酒蒸し 680円(税別)
(株)U.N.E蝦夷 代表取締役 田中秀明氏。

飲食業に携わるきっかけ

(株)U.N.E蝦夷代表取締役:田中秀明氏は大学3年の頃初めて飲食業にアルバイトとして携わり、厳しいながらも飲食業の楽しさに惹かれていた。ちょうどその頃、両親も飲食業へと転職、自営業として弘前でちゃんこ鍋屋を営んでおり、田中氏は大学卒業後実家を継ぐ約束もないまま札幌のちゃんこ鍋屋へ研修に行くこととなった。もともと飲食業で働こうとは思っていたが、まさか自分の父親がちゃんこ鍋屋を経営しているとはこの時まで気づくことはなかったし、自身も弘前に戻るつもりはなかったため、「思わぬ方向に事が進み始めたな」と漠然と考えていた。

札幌での研修を終え、弘前の実家に戻ったのは24歳のときだった。現場で働いていた実姉と入れ替わる形で入店。そこから3年はホールリーダーとして働いた。27歳のとき、厨房にいた料理人4人が引き抜きに合い退職、もともと芳しくなかった経営状況は一気に悪化していった。経営者である父親はやれるところまでやるの一点張り、田中氏は危機感に苛まれていたものの、実際どうしたらいいのかわかず悶々とした日々を送っていた。

経営者・相馬慶一氏との出逢い

出口が見えない状況の中、頼りにしたのは小中学校の同級生、相馬慶一氏((株)ルンゴカーニバルCEO/(株)蝦夷ホールディングス代表取締役)だった。帰省のたび店に顔を出してくれる相馬氏はその時すでに札幌で複数の飲食店を経営しており、北海道食材の仕入れ等も対応してくれる近い存在でもあった。現金もなく完全に行き詰っていた田中氏はプライドを捨て「何かないか?」と洗いざらいさらけ出し相談することにした。相馬氏から出た結論は4つ「今のままいくか」「プロデュースするか」「業態変更するか」「辞めるか」だった。田中氏としては業態変更を望んでいたが、相馬氏からは「同級生と組むということはもう友達じゃなくなるということ。時期も尚早だ。」といったんは断られている。相馬氏の中では実はこの時すでに将来のビジョンが出来上がっており、40歳で地元弘前に出店することを決めていたという。そのために自らを磨き深掘りし虎視眈々と努力を重ねているところだった。とはいえ、田中氏の状況は悪化の一途をたどっており、金策も尽きていた。

「じゃ、やるか」相馬氏の決断を田中氏は複雑な思いで受け止めた。「助かった。でも、これでもう友達じゃなくなる。」しかしそこからは悩む時間などなかった。札幌から呼んだ内装業者が飛んだこと、そのためにオープンが1か月以上遅れたこと、出店のために相馬氏から借りるお金が倍に増えたこと、いろんなことが起きすぎて、その時何が起きているのか理解できていなかったという。そして目まぐるしく変わっていく状況の中、2012年9月1日、本来は相馬氏の集大成として故郷に出店予定だった「北海道レストラン」を(株)ルンゴカーニバルのプロデュースのもと田中氏の1号店として出店することとなった。田中氏、33歳の時だった。

繁盛慣れしている仲間との差

北海道レストランをオープンしてから3か月くらいは月商500万~600万、田中氏の体感としては「忙しく目一杯」働いていた。日々の営業はもちろんのこと、毎朝5時までの相馬氏や手伝いに来てくれている相馬氏の仲間とのミーティングは体力的に限界を迎えることも多く、当初65㎏あった体重が50㎏まで減少。しかし、この魂の交流が4か月目以降から数字として表れ、半年後には月商1,000万を超えるようになった。相馬氏たちには想いがあった。「絶対に故郷で失敗できない」こと、「街に必要とされる店はこんなもんじゃない」ということ。だからこそ田中氏が限界を超え自分たちと同じ在り方になってくれるまでサポートを続けた。田中氏はとり憑かれたように働き、飲食業を楽しんでいた。やっとお客様から自分の店が認められた喜びでいっぱいだった。

「そろそろいいんじゃない?自分の好きなようにやったら?」相馬氏からのGOサイン、お客様から必要とされる喜び、精神的にも体力的にも満たされ、このまま突き進んでいく予定だった。が、1年もたたないうちに食中毒を発生させてしまい、原因不明のまま1週間の営業停止をやむなくされた。当時5人の社員の給与や、お客様への保証、タイミング悪く座敷のリニューアルをしていた分の費用等、またもや現金がなくなってしまう。「そんなにうまくはいかない。調子に乗るなということだ。」納得して先に進むしかなかった。不幸中の幸いはお盆前の1週間だったこと。お盆に入ると大型店として重宝され噂は風化、売上はすぐに戻った。「街の人に必要とされている」ということをしみじみ体感できた出来事だったという。その後2015年10月に秋田に2店舗目をオープン、2016年8月には盛岡に3店舗目を共同出資でオープン、2018年10月には山形に蝦夷ホールディングスの1店舗目として北海道レストランがオープンした。

この山形店に1年間、相馬氏とともにサポートで入ることに田中氏には大きな意義があった。相馬氏が本来やろうとしていた「全力」を間近で体感したい、相馬氏の店づくり、人づくりを学びたい、そのための1年間だった。

『北海道レストラン 仙台店』ついにオープン

そして2019年12月3日、念願の仙台店オープン。東北一の都、仙台への出店には並々ならぬ思いがあった。これまで弘前、秋田、盛岡、山形とオープンしてきて、どんどん気持ちが入っていく。「東北は俺が行く」相馬氏に宣言したのも覚悟の表れだった。宮城の人へも北海道の美味しい食材を食べてもらいたい。自社農園で育てたじゃがいも、大根、にんじん、玉ねぎ、かぼちゃ、とうもろこし。北海道厚岸の生牡蠣を通年とおして1個100円で。生産者が丹精込めて作った本物の食材を、安心安全に安く提供する。親子3世代が食卓を笑顔で囲める空間、それが『北海道レストラン』だ。

店内は炉端を囲むコの字型に設計されており、カウンター席6席、テーブル席4人掛け×5、8人掛け×4、座敷席4人掛け×5、10人掛け×1、掘りごたつ席4人掛け×2、6人掛け×2、8人掛け×2、カラオケ付き個室8人席×1、の合計132席。通路もゆとりある作りでフラットなためお子様やお年寄りでも移動しやすい。自慢のメニューは「北海道厚岸産生かき 1個100円(税込)」「巨大ホールチーズのクリームパスタ980円(税込)」「大人気!自慢のポテトフライ 480円(税別)」「自社ブラント 北の海王 有頭ほっけ開き原始焼き 1280円(税別)」等、北海道が目白押し。ドリンクに関しては定番メニューの他、仙台限定メニューとして「サンタの髭もどき 580円(税別)」「リコピタンD 580円(税別)」「北海道フルーチェ 680円(税別)」等。飲み放題メニューは120分で1500円(税別)~もある。

今後の展開

「北海道レストラン」を掲げ再出発した2012年から7年。経営者としての今後の意気込みを聞いた。「人との向き合い方を密にする。濃く、温かく、関わる人すべてに想いを寄せていく。」魂で向き合い相手を思う、人としての在り方に立ち返ることで仲間と志一つに、北海道を東北に発信していく。

店舗データ

店名 北海道レストラン 仙台店
住所 宮城県仙台市太白区長町8丁目18番3
アクセス 地下鉄南北線長町南駅(長町モール出口側)から徒歩5分
電話 022-395-5258
営業時間 ランチ 11:30~14:00(L.O.13:30)※2月から開始いたします。ディナー 17:00~23:30(L.O.23:00)
定休日 12月31日、1月1~3日
坪数客数 74坪132席
客単価 ディナー 3,500円

Title:創業70年。壱弐参横丁とともに生まれ横丁を往来する人々の胃袋を満たしてきた昔ながらの食堂。変わりゆく時代の中、愛され続ける理由と今後の夢は。

いまや海外からの観光客にも人気の壱弐参横丁。入り口入ってすぐ右手にあるお店が「笹屋」。
昭和風情ある外観。季節メニューや定番メニューが貼ってあり、何を食べようか悩む。2軒分を借りて営業中。
笑顔が素敵なオーナー夫妻。店内ではもちろん、商店街を歩いていても気さくに声をかけてくれる。著者のように癒されに行く客も多い。
夏季限定商品!「ほや冷やし中華 902円(税込)」
著者もハマるこの味は宮城を代表する味。元祖といっても過言ではない。
彩り鮮やかな「タンメン 770円(税込)」季節ごとの野菜が嬉しい!
1番人気の「カレーセット 770円(税込)」
ついで2番人気の「半チャンセット 858円(税込)」

昭和21年壱弐参横丁誕生、そして昭和23年「笹屋」創業。

仙台を代表する横丁「壱弐参横丁」は、1946年(昭和21年)に誕生した「中央公設市場」がルーツとなったスポットで、かつてはすぐ近くに映画館もあり、仙台の賑わいの中心にあった。その創業からほどなくして誕生したのが「笹屋」。昭和23年のことだった。当時は軽食やかき氷等、外から来るお客様が喜ぶようなメニューを作り、賑わい憩う場所として重宝された。横丁は人出が多く、まるで盆と正月が一気に来たかのような賑わいだった。飲食店に限らず、魚屋、八百屋、衣料品店等がひしめき合い、活気にあふれていた。

後継者として

現社長である、中村氏が家業の手伝いを始めたのは10代後半、高校3年生の時だった。当初はテーブル4席だけの小さな店舗だったが、座ってご飯を食べる時間がないほど忙しく、お客様には相席をお願いしてぎゅうぎゅうになって食べて頂く毎日だった。最初から跡を継ごうと思っていたわけではなく、小学校の頃は手に職を持ち床屋か寿司屋になりたいと考えていた。そのうちに将来の選択を迫られる年になり「跡を継いだら喜んでくれるだろうな」と両親の顔を思い浮かべ決意した。手伝いはしていたし、不安はなかった。高校卒業後、宮城調理師専門学校へ入学、免許を取って家業へと入っていった。

平成2年、中村氏が39歳のとき、先代から店を継いだ。当時は現店舗の食堂ともう一つ、ラーメン・蕎麦業態を分けて別店舗として横丁で営業していたが、もともと奥様と二人三脚で営業していたこともあり後継をきっかけに2店舗を1つにまとめ店舗拡張を選択した(現店舗)。その頃から横丁自体の雰囲気も少しずつ変わっていき、外からの人が呼べなくなっていった。近隣にコンビニが増え、大手の会社は減り、夜営業しかしていなかった居酒屋のランチ営業が増えていったことにより、昼に顔を見せてくれる常連の数は減っていく。ガタンと売上が落ちることはないが、低空飛行は続いていた。

宮城の豊かな食を大切に

メニュー開発は自分たちで行っている。最初から「地産地消」を意識していたわけではないが、昔から自分たちが食べている食事や食べたいと思う料理をメニューにしてきた。人気メニューはだいたいがまかないからの延長だと聞くと納得がいく。その営業姿勢を見て宮城県や仙台市からも声がかかるようにもなった。ここ3,4年くらいで「ほや」のメニューを注文する人が増えてきた。ほやを丸ごと1個使った「ほやラーメン 902円(税込)」や「ほや餡かけご飯 990円(税込)」、「ほや冷やし中華 902円(税込)」等は自分たちが食べたいものを食べたいように提供していたらその味にハマる人が続出して大ヒット商品となったが、特にブームに乗ったとかそういったわけでもない。普段通りの営業が支持されたのだと感じている。

たくさんの方に喜んでいただけるようにメニューはたくさん

70年の歴史がある食堂なだけあって、そのメニューは多岐にわたる。その中でも一番人気はラーメンと小カレーライスのセット「カレーセット 770円(税込)」昔からのヒット商品でサラリーマンに大人気の満腹メニュー。二番人気はこれぞ食堂の定番、ラーメンと半チャーハンのセット「半チャンセット 858円(税込)」三番人気は季節ごとに珍しい野菜を取り入れ、彩り豊かな「タンメン 770円(税込)」。量も多いが野菜がメインということで女性にも大人気だ。ちょい飲み需要にもこたえるべく「チョイ飲みセット(ビール・日本酒・焼酎のいずれか1杯+かつ煮・野菜炒め・あおば餃子のいずれか1皿+小鉢) 1,155円(税込)」もある。

今後の夢

現在68歳。「際限のない毎日の繰り返しを苦痛だと感じたことは一度もない。お客様の笑顔に触れ、10年20年やってきて、継続していく中で30年で気づくこともある。安くて美味しい料理を出していたら、少しでも世の中の役に立っていると思うことができる。それこそ、親から譲り受けた意義があるというものだ。」と中村氏は言う。嫌なことつらいことも忙しくしていたら忘れることができるし、お客様は待ったなしで美味しい食事を求めてくれる。「目の前の人のために尽くすこと」ができることが自分たちの幸せでありこれからも続けていきたいと願う夢でもある。たとえいつか自分たち夫婦が店を営業できなくなっても、店としての存続を切に願っている。

 

店舗データ

店名 創業昭和23年 麺味処 笹屋
住所 宮城県仙台市青葉区一番町2丁目3-28
アクセス 地下鉄東西線 青葉通1丁目駅から徒歩3分
電話 022-267-3039
営業時間 11:00~18:00(L.O.18:00) 日曜・祝祭日~16:00
定休日 毎週土曜日
坪数客数 10坪テーブル席4人掛け6席+カウンター3席
客単価 750円

Title:国分町で43年愛された居酒屋左五平の第2幕『ニユー・センダイ酒場 左五平』東北一スーパードライが旨い店を目指し一番町に2019年3月29日オープン!

店内はキッチンを囲むようにカウンター席、スタンディング席が配置している。ぬくもりのある木の空間で居心地もいい。
女将のおすすめ290円~(税別)この日は「丸森ひっぽのへそ大根煮物」地のものを生かしお酒が進むアテを日々つくっている。
本日の八種盛500円(税別)
この1皿でビールも日本酒もどんどん進む。
自家製「サゴヘイぎょうざ290円(税別)」何度も試行錯誤を繰り返してできた納得の1皿。お酢と胡椒でさわやかに頂く!
日本酒は宮城、東北が20種以上、全国の日本酒も希少なものがずらりと並ぶ。これからもっと増やしていくそうなのでこうご期待!
仲の良い浅見夫妻。楽しいことを思いついてソワソワする社長に呆れながらも笑顔で見守る奥様。この2人の掛け合いもまた1つのスパイス。

1杯のビールとの出逢い

飲食店の家系に生まれ、当たり前のように飲食の道に進むと幼少の頃から思っていた。「一度は外を見てこよう」と修行に出たのは『ニユー・トーキヨー』300席以上のビアホール。その当時、昼は3回転、夜も人が絶えない大人気店だった。初日の仕事は「お茶配り」だったがそれすらうまくこなせず、自分の想定とあまりにかけ離れた現実に驚き、目の前のことをひたすら身に着けていく、そんな毎日を過ごしていた。仙台に比べて割高なビールも東京で飲む気にはならなかったが、店長が自信ありげに注いだビールを「まあ、飲んでみろ」と言われ口にした瞬間、衝撃を受けた。ビールの注ぎ方ひとつでこんなにも違うものか。飲んだことのない味わい、割高だからと敬遠していたビールのあまりの美味しさにのめり込んだ。26年前のことだ。

帰仙。自社を立て直す。

仙台では父親が仙台駅前や国分町に数店経営しており、そのうちの1軒を任されることになる。修行時代に教えてもらったビール、接客に加え、当時のはしりの飲み放題やイベントを展開すると、ウエイティングがかかる繁盛店に成長した。1店舗の運営から、会社の経営へと自らのステージは変わり数字を見るようになると経営状態が芳しくないことに気づいた。自社ビルで営業していた、国分町『炉端 左五平』だけを残し他の店舗は手放すことを選択、プランも食材もすべてを変えて0から取り組み始めた。いままでいたスタッフはすべて辞めてしまい、残った学生のアルバイト4人と奥様の力を借りて、店名も『居酒屋 左五平』へと変更、お通しをタラバガニの食べ放題に、それ以外は15品の料理のみ、あとは飲み放題でお客様へ提供する覚悟を決めた。最初こそ炉端になれていたお客様からのクレームは出たものの、1か月2か月と営業していく間に支持を得はじめ、その年の12月は1日300人越えの集客、目の回るような忙しさだった。様々な挫折を力に変えてここまで来たが、このままでは体力が持たないと判断。料理と酒の質を上げ、普通では飲み放題できないような地酒までをも気軽に飲める飲み放題プランを構築。『居酒屋 左五平』の真骨頂がここから始まる。

『居酒屋 左五平』閉店。

2019年2月。国分町で愛され続けた『居酒屋 左五平』は多くの常連に惜しまれながら幕を閉じた。昨今の人材不足もひとつのきっかけではあったが、夫婦2人で営むこじんまりとした酒場をつくりたかった。お客様に気持ちよく酔っぱらってもらって千鳥足で帰ってもらう。「美味しかったよ」「楽しかったよ」「また来るね」その言葉の中心に自分たちがいるお店をつくりたかった。「居酒屋 左五平」は浅見夫妻2人の夢を乗せ、希望にあふれた閉店だった。

『ニユー・センダイ酒場 左五平』オープン

タワービル裏、おの万一番町ビルの地下1階。昭和感漂う黄色のネオン。階段を下りて左に『ニユー・センダイ酒場 左五平』はある。『居酒屋 左五平』時代も店内を見守ってくれていたニッカウヰスキーのステンドグラスが出迎えてくれる。店内はカウンター12席、テーブル席12席(要予約の個室6名席有)、キッチンを囲むようにスタンディング席がある。注ぎ方、温度帯、組み合わせで8種のスーパードライを提案しており、辛口にこだわったアサヒビール推奨「からくちスーパードライ」、スライドコックで泡で蓋をしながら注ぐ店主おすすめの「さごへいスーパードライ」、マイナス温度で抽出されどんな料理も惹きたてる「スーパードライエクストラコールド」をはじめ、「黒トップ」「ハーフ&ハーフ」等全8種類がすべて480円(税別)で味わえる。宮城、東北の地酒各種も100ml480円(税別)1号700円(税別)、もちろん希少な日本酒やハイボール、サワー等各種取り揃えているが、左五平の代名詞でもある飲み放題プランがなんと言っても凄い。「すべての生ビール、宮城東北の地酒20種以上、焼酎、サワー、ハイボール、ウイスキー伊達、ソフトドリンク90分飲み放題+お通し8種盛+まぐろブツ+お新香+生ビールに合うおつまみ5種の中から1つ」でなんと3000円~(税別)。お食事も「サゴヘイぎょうざ290円(税別)」「カキフライ2個290円(税別)」「具だくさんポテトサラダ390円(税別)」「いかの塩辛2種盛490円(税別)」のようなビールや日本酒に合うものから、本日のつまみめしと称して「豚バラキャベツソース焼きそば590円(税別)」や「夜定食1000円(税別)」のようなご飯ものも準備されている。
「ゆっくり自分たちのペースでいろいろ変えながらやっていくよ」浅見社長が言うように、これからもたくさんの進化を遂げるのだろう。名刺の裏に書いてある。「こよなく酒を愛し、地産の食を愛し、ほどよく嫁を愛す。熱い気持ちと曲がったことが大嫌いな店主が営む。」その言葉の通り、お客様の笑顔を求めて自分の中に芽生えるワクワクを形にしていく。それが『ニユー・センダイ酒場 左五平』。酒飲みが提案する酒飲みのための酒場、とはここのことだ。

店舗データ

店名 ニュー・センダイ酒場 左五平
住所 宮城県仙台市青葉区一番町4丁目5-40 おの万一番町ビル地下1F
アクセス 勾当台公園駅より徒歩5分
電話 022-399-6073
営業時間 15:00~3:00(L.O.2:00)
定休日 日曜日、祝日
坪数客数 18.5坪30席
客単価 3000円

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Title:10年以上想い続けたイメージを形に。仙台駅から徒歩7分。『お菜晩酌 志ほ』仙台銀座に2018年12月3日オープン。

東二番町通側『仙台銀座』入り口から入った、Blue Birdさんのビル2階。オレンジの暖簾が目印です。
カウンター席8席のこじんまりとした店内。
「おばんざいと言うと高級な感じがして気が引けるので…」と志穂さん。お菜、という言葉で気軽に1杯飲みに来てほしいという願いも込めている。
志穂さんとの会話を楽しみに通う常連客も増えてきたそう。この笑顔に逢いにいきたい。

震災であきらめた夢

「震災前から計画はしていたんです。物件も契約寸前まで行って…。」8年前の東日本大震災。その日がまさに物件の契約日だった。それまで温めてきた飲食店への想いを実現する一歩を踏み出す予定だった。しかし、それは起きてしまった。人生で体験したことのない大きな揺れ、今後どうなるかわからない不安。「飲食をやるべきではない」と言われてる気がした。それまで勤めていた会社の人の好意で、転職支援会社へ再就職。目の前にいる大切な人達に寄り添うためにキャリアカウンセラーの資格を取得し、コーチングを学んだ。誰かの愚痴を聞いたり、正しい知識のもとにアドバイスをすることが自分に向いていると感じた。そして同時に、「やっぱり飲食店のカウンターでこの知識を生かして接客をしたい」と強く感じるようになった。

2018年1月、転機が訪れる

独立開業支援セミナーに参加。事業計画を練り、自分の夢を声に出していった。震災前のように1人でコツコツ積み上げる方法ではなく、たくさんの人に「飲食店をやりたい」と伝えることで応援してくれる人たちが増えてきた。それは自分でも驚くほどの変化で、震災前の自分では考えられない人脈ができ心の支えとなった。2018年7月末、会社を退社し物件をもう一度探し始めると、「こんないい物件は探してもそうはなかなか借りられないよ」と周囲からも太鼓判を押されるほどのタイミングで、自分の理想通りの物件が見つかった。9月末のことだった。

仙台銀座に念願の飲食店をOPEN

仙台銀座。仙台駅から徒歩7分、ノスタルジックなその横丁は数十件の飲食店がひしめき合っている。夜になると、店から聞こえる音楽や談笑の声で賑やかな昔ながらの場所。東二番町通り側の入り口から入ってだいたい10メートルくらい歩いた右手2階。急な階段を上ると『お菜晩酌 志ほ』はある。カウンター8席、テーブル席1席(ご予約時のみ解放)の小さな店。カウンターに並べられた数種類のお菜はその日の仕入れや季節によって日替わりで作る。「お菜盛り合わせ(3種)950円(税別)」「お菜(単品)400円(税別)」、「お酒のあて 200円~(税別)」いかにも酒飲みが好きそうなメニューだが、夕食代わりに立ち寄る単身赴任者やビジネスマンも多いことから「ごはんもの 400円(税別)」も用意している。飲み物は東北6県の「日本酒 グラス120㏄650円(税別)」がメイン。女将の志穂さんとの会話を楽しみながら過ごす時間はまた格別だ。

「飲食人らしくないってよく言われるんです」開業するまで飲食とは全く違う経験を積んできた志穂さんだからこそ、出せる空気感。目の前のお客様に正しく向き合うその姿は凛としていて、清々しい気持ちにさせてくれる。

 

店舗データ

店名 お菜晩酌 志ほ
住所 宮城県仙台市青葉区中央3丁目10-5 2階
アクセス 仙台駅から徒歩7分 仙台銀座内
電話 080-2818-9497
営業時間 18:00~24:00(L.O.23:30)
定休日 日曜日、祝日
坪数客数 8坪12席
客単価 3500円~4000円

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Title:クラフトビールを愛しクラフトビールに愛された男、田村氏に突撃インタビュー!2018年6月4日に10周年を迎える『AMBER RONDO』の今後のビジョンはいかに。

クラフトビールを注ぐ楽しそうな田村氏。ビールは醸造所のロゴの入った専用グラスで提供することを心掛けているそう。
ビールのお供に外せないノイマルクトの焼きソーセージ盛り合わせ5種(5本1,500円)
肉旨はみだしホットドッグ(700円)ノイマルクト製の超ロングなフランク&ミートソース
アンバーロンド焼餃子(大4個450円)パリッとふっくらもっちもち。粒マスタードの程よい酸味が食欲を増進させる。

仙台でクラフトビールと言えば「アンバーロンドの田村さん」と10人に9人は言うであろう、仙台クラフトビール界で有名な田村氏。なぜ彼はそんなに有名なのか。
きっかけは、2013年リリースした「SocialBeer」というアプリだろう。店舗のメニュー詳細と、撮った写真を各SNSにスムーズにアップでき、コメント付きで飲んだ履歴を残せる優れもので、その頃はいち飲食店がアプリをオリジナルで作るということは全国的に見ても珍しく、メディアにたくさん取り上げられた。
そして2014年、自主発行した「仙台ビールマップVol.1」。初版で4万部発行したという。仙台のクラフトビール専門店やビールメニュー豊富で店主がビールに造詣が深い店舗、各醸造所が掲載された。より沢山の方に気軽に手に取ってもらえるように、マップを持参することで各店舗で受けられる割引やサービス、スタンプラリーなどを盛り込んだ。このマップは仙台駅の観光案内所や県庁市役所、各飲食店やアパレルや美容関係など各ショップ、仙台オクトーバーフェスティバル開催時にはインフォメーションにも置かれ、全国の醸造所やビアバー、全国のビールイベントでも重宝された。今ではVol.3になり、今年6月中旬にVol.4の発行が予定されている。
その田村氏の心に響く言葉があったという。
2015年に市民広場で仙台クラフトビールフェスティバル。田村氏は実行委員会の1人として主催していた。東北の醸造所10社のビールと、仙台・宮城の飲食店10店舗のフードのイベントで、終始会場はお客様で溢れ、各醸造所は軒並みビールが売り切れ、大盛況の元に閉幕した奇跡のイベントだ。そこで田村氏もフードで出店していたが、オペレーションが悪く提供が遅れ、列が出来てしまったのだという。並んでいただいている方々に謝りながら作っていると、とあるお客様から「ありがとね。」と感謝の言葉をいただけた。「こういうビールイベントは仙台で初めてだから、この日を楽しみにしていたよ。」と。田村氏はそのお客様と「ありがとうございます!!」と固く握手をし嬉しさで男泣きをした。その後も会場を歩くと、さらに何人もの人から感謝の言葉をいただき、涙が止まらないほど感動したという。第3回を迎える今年は、8月31日(金),9月1日(土),2日(日)の3日間、勾当台公園にて開催決定とのこと。認知度も高くなりますますたくさんのお客様で溢れかえる3日間になることは間違いないだろう。
また、楽天イーグルスとも親交の深い田村氏ならではのイベントも開催が決定している。アンバーロンド10周年記念も兼ねてと、楽天イーグルスから直々にオファーがあり、セ•パ交流戦の6/12(火)〜17(日)に楽天球場前にて『世界のビールと肉まつり』へのビールセレクトと出店をする。
田村氏にクラフトビールに対する想いを聞いた。
「一番身近なお酒のビール、そのシェアは、およそ99%が大手のビール、1%がギネスやハイネケンを含めて輸入ビール+国産クラフトビールです。その1%に多種多様な味わいのビールがあるということ、けど99%のどこでも飲める日常のビールのおかげで、ここぞという時のクラフトビールが美味い訳です。クラフトビールとは?というとそれぞれ解釈が微妙に違ったりしますが、自分は、醸造家の考えや想いの詰まった個性豊かな味わいのビールだと思います。日常的に外や自宅でクラフトビールを飲むことは、時間的にも金銭的にもなかなか難しいと思います。日頃飲んでいたビールや発泡酒があるからこの1杯のクラフトビールが美味しい、と思いながら飲むのは絶対美味しいと思うんです。大手が作るクラフトビールは、大手のビールしか飲んだことがない方々をターゲットにしています。いろいろな種類を飲んでいる人をターゲットにしていないので、時に薄いとか足りないとか言われたりします。ビールファンの皆様にはそういったことも考えた上で、自分好みの1杯を見つけていって欲しいと思います。」
そして今後のビジョンについて。
「自分は何か新しいことを0から1にすることが好きです。もちろんそれは仙台や東北では前例が無かったりで大変だったりします。けど参考にさせていただく事例もあり、協力応援してくださる方と共に作り上げていき、形にします。それが何かのフェア・キャンペーンだったり、アプリ・ビールマップ、クラフトビールフェスティバルだったりするわけです。そうしていくことの積み重ねで、仙台発信の新しいこと、東北発信の新しいことが出来ていくんだと思います。他業種のイタリアン,フレンチ,中華,和食のお店とのコラボビールイベント、ビールの勉強会、ホップ収穫BBQバスツアーなども開催したり、野外音楽フェスで東北のビールを提供したりしてきました。そうやって身近にクラフトビールを飲むきっかけを作り、広めていくことが自分の役割なのかなぁと思います。」
クラフトビールを愛し、クラフトビールを取り囲む地元仙台の環境を変えていこうとする田村氏。今後さらに邁進していくであろうクラフトビール業界をどのように色付けし、どのように広めていくのか、楽しみで仕方ない。

店舗データ

店名 AMBER RONDO (アンバーロンド)
住所 宮城県仙台市青葉区国分町2-5-7 YS51ビル2F
アクセス 仙台市営地下鉄南北線 広瀬通駅 西口 徒歩5分
仙台市営地下鉄南北線 勾当台公園駅 南1番出口 徒歩5分
電話 022-211-5686
営業時間 【月~木】18:00~翌2:00(L.O.24:00)、【金・土・祝前日】18:00~翌4:00(L.O.2:00)、【日】16:00~23:00(L.O.22:00)
定休日 不定休:ブログ、FBでご案内
坪数客数 22席
客単価 3,000円

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Title:ブランド展開が進む七ヶ浜に「洋食レストランHACHI」監修、「はらから福祉会」運営『とんかつとハンバーグ はらから亭』が2018年5月12日オープン!

厳選特厚ロースかつ定食(1,300円税別)
自家製あら挽きハンバーグ定食(1,250円税別)
解放感あふれる店内。
広々とした外観。

1983年、宮城県柴田町船岡に「はらから福祉会」最初の障がい者の方が働ける小さな作業所ができた。それから30数年にわたる活動を経て、いまでは約300名の障がい者に働く場を提供する日本でも有数の自立支援施設となった。この「はらから福祉会」は、障がい者の「働く喜び、働いて自立した暮らし」という夢を実現することを目標としている。
2008年、七ヶ浜に『みお七ヶ浜レストラン』を開設、10周年を迎えた2018年春にさらなる七ヶ浜のブランド化を目指し、仙台で評判の洋食レストランHACHIにリニューアルの相談をしたことから今回のコラボレーションが決まったという。
洋食レストランHACHI(株式会社オールスパイス)の角田秀晴社長は「はらから福祉会」との提携について、「『障害があろうとなかろうと同じ人間、働いて、自分の暮らしを支え、人の役に立ちたい。そんな願いを実現するのがはらから福祉会の目標です』という武田理事長のお考えと今日までの30数年におよぶ同会の歩みをお伺いし、私たちのノウハウがそのお役にたてるなら、と協力させていただくことを決めました。」と笑顔で話した。
『とんかつとハンバーグ はらから亭』では、県内産の志波姫ポークを贅沢に味わうことができる。
志波姫ポークとは宮城県栗原市志波姫町で生育されている宮城県産銘柄豚で、正直に武骨に健康な豚を育てることだけを追求している石川氏が育てている。経営効率は悪くても豚一頭あたりにゆったりとした豚舎を確保し、炭や乳酸など独自の生育環境に合わせた飼料の配合を行うなど、豚たちのストレスを減らすことや、腸内環境をよくすることに日々精進している。「豚が健康ならその豚肉は安心で美味しい」「顔が見える関係で健康な豚肉を届けたい」その志を受け止め、『はらから亭』では一頭買いで仕入れて各部位を余すことなく大切に使用している。
メニューは「厳選特厚ロースかつ定食 1,300円(税別)」「厳選特厚ヒレかつ定食 1,300円(税別)」「自家製あら挽きハンバーグ定食 1,250円(税別)」「特上肩ロースステーキ定食 1,200円(税別)」など、志波姫ポークを100%使用した贅沢メニュー。柔らかい上質な肉は旨味が強く、いくら食べても食べ飽きない。ごはん、味噌汁、千切りキャベツはお替り自由、ドリンクの「はらから七福茶」「健康ビネガードリンク」も無料で提供されている。
一番近い駅(仙石線下馬駅)からでも車で15分程度と交通手段を持っていない人には敷居が高い場所ではあるが、はらから福祉会が目指す「レストランや製造した商品を通して、七ヶ浜や近隣地域の方々とつながりを深めていきたい。」という強い想いを感じ、誠実なものづくりの姿勢を学びに来るには決して遠くはない距離だ。
某テレビ番組で取り上げられた「はらから袋とうふ 宮城県産大豆(ミヤギシロメ)100%」も販売しているのでお土産に購入することも可能だ。

店舗データ

店名 とんかつとハンバーグ はらから亭
住所 宮城県宮城郡七ヶ浜町遠山5-6-40
アクセス 仙石線下馬駅から車で15分
駐車場 15台 (大型2台)
電話 022-395-9477
営業時間 11:30~15:00(L.O.14:30)
定休日 日曜・月曜
坪数客数 16坪40席
客単価 1250円

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Title:【三陸復興オイスターフェア2018】が牡蠣の正しい知識を学んだ仙台市内の飲食店、約50店舗にて4月2日~30日の期間限定で開催します!

3月31日(土)、4月1日(日)の2日間、約30,000名以上を集客し大盛況に終わった『三陸オイスターフェスティバル2018』の興奮も冷めやらぬ4月2日(月)~30日(月)の約1か月間、『三陸復興オイスターフェア2018』が仙台市内の飲食店約50店舗で開催されます。未曾有の被害をもたらした東日本大震災から6年が経った昨年2017年、三陸の漁師たちを中心に今まで支えていただいたことへの感謝の気持ちを込めて三陸の牡蠣を楽しんでいただきたいという願いから、仙台市内の飲食店1件1件に声をかけ協力してもらうことで実現したフェアです。
参加店は全店、三陸オイスターフェア実行委員会が開催した「牡蠣の知識・ノロウイルスセミナー」を受講、牡蠣の正しい知識を得て安心で安全な管理ができている店舗【牡蠣の取り扱いプロ店】として登録されています。一般的に牡蠣の旬は冬と認識されていますが、三陸では春から初夏にかけて栄養をたっぷり蓄えた牡蠣が採れ、旬を迎えます。冬とは一味ちがった初夏の牡蠣の美味しさをたくさんの方々に広めたい。また、世界の牡蠣の50%以上が宮城の種牡蠣の遺伝子を持つと言われ、世界に認められる三陸産牡蠣の魅力を伝え、消費拡大を促し三陸水産業の復興を促進する意味合いも込められています。
牡蠣の正しい知識と美味しさを再確認し、プロフェッショナルな店舗が提供する様々な牡蠣料理を楽しみにぜひ出かけてみてはいかがでしょう。

【三陸復興オイスターフェア2018】
■日時 2018年4月2日(月)~30日(月)
■参加店 仙台市内の飲食店約50店舗にて(下記IRL参照)
https://www.sanrikuoysterfestival.jp/三陸復興オイスターフェア/
■イベント 「♯オイフェア2018」で投稿された記事の中から、抽選で石巻市直送生牡蠣カンカンセットが10名様に当たる!

Title:【三陸オイスターフェスティバル2018in仙台】が3月31日(土)・4月1日(日)の2日間、勾当台公園市民広場にて開催されます!

【三陸オイスターフェスティバル2018in仙台】が3月31日(土)・4月1日(日)の2日間、勾当台公園市民広場にて開催されます。未曾有の被害をもたらした東日本大震災から6年が経った昨年2017年、三陸の漁師たちを中心に今まで支えていただいたことへの感謝の気持ちを込めて三陸の牡蠣を楽しんでいただけるイベントを開催したいという声を実現したイベントです。一般的に牡蠣の旬は冬と認識されていますが、三陸では春から初夏にかけて栄養をたっぷり蓄えた牡蠣が採れ、旬を迎えます。冬とは一味ちがった初夏の牡蠣の美味しさをたくさんの方々に広めたい。また、世界の牡蠣の50%以上が宮城の種牡蠣の遺伝子を持つと言われ、世界に認められる三陸産牡蠣の魅力を伝え、消費拡大を促し三陸水産業の復興を促進する意味合いも込められています。
当日は、牡蠣むき選手権や音楽ライブ、各種パフォーマンス等でステージがにぎわう他、27店舗による牡蠣メニューを中心とした飲食ブースに加え、牡蠣の知識ブースも設置、牡蠣食べ放題のかき小屋(40分/大人2,000円、小学生以下1,000円、幼児無料)等イベントが盛りだくさん。ぜひ会場に足を運び、三陸の牡蠣の美味しさを体感してほしい。
また、フェスティバルが終了した4月2日(月)から30日(月)の約1か月間は仙台市内の飲食店約50店舗での三陸復興オイスターフェアも開催されます。各店舗等の情報は添付URLでチェック。
【開催概要】
■開催日 2018年3月31日(土)9:00~16:00
4月1日(日)9:00~15:00
■場所 勾当台公園市民広場
仙台市青葉区国分町3丁目7
■予測来場者数 20,000名入場無料
■主催 三陸オイスターフェスティバル実行委員会
■後援 水産庁、東北経済産業局、宮城県、岩手県、岩手県沿岸広域振興局、仙台市、石巻市、気仙沼市、東松島市、女川町、松島町、南三陸町、食旬の会、世界かき学会、みやぎ生活協同組合、仙台放送、TBC東北放送、KHB東日本放送、ミヤギテレビ、エフエム仙台
■協力 ㈱飛梅、㈱ぐるなび、一般社団法人カイタク、フードスタジアム東北、GEN DESIGN OFFICE
■URL https://www.sanrikuoysterfestival.jp/

店舗データ

店名 三陸オイスターフェスティバル2018in仙台

Title:仙台アーケード街に新しい風を起こす!老舗アパレル【フクヤジャパン】がアーバンライフスタイルを提案する『ガレリアクリスロード2』を2018年3月20日オープン!!

フクヤジャパン代表安部 匡晃氏。1階「久世福商店」前にて笑顔で撮影に対応いただきました。
2階「お菓子マルシェ」では毎朝焼き立てのパンやお菓子が50種類以上。
3階「Blue Gate」シンプルで上質な大人の普段着。

老舗アパレル【フクヤジャパン】が2018年3月20日、仙台の中心アーケード街であるクリスロードに『ガレリアクリスロード2』をプロデュースオープンさせた。
ここ数年、仙台市内のアーケードはドラッグストアやコンビニが相次いで出店、地元企業は元気がなく、それに比例するようにアーケード街の魅力が消えていくように感じられていた。そんな中、満を持して登場したのが、『ガレリアクリスロード2』である。

【1階:久世福商店】
1階は食のセレクトショップ「久世福商店」。日本全国のうまいものを集めた言わずと知れた人気ショップである。宮城では初出店、路面店としては本店である長野県に次ぎ2店舗目。久世福商店のこだわりである「だし」や「発酵食品」など「旨み」という世界に誇れる独特な食文化を提唱できる商材が約2000品取り揃えられている。

【2階:お菓子マルシェ】
2階はフクヤジャパンが前々からイベントとして取り組んできた「お菓子マルシェ」が常設店となりオープン。宮城県内の人気のパン屋さんはブレッドパートナーとして10店舗、お菓子屋さんはスイーツパートナーとして11店舗、その他カフェパートナーとして2店舗、合計23店舗のセレクトショップだ。パンは焼き立てにこだわり、毎朝自らがお店まで回って集めて販売する。町の活性化の懸け橋になるであろう画期的な店舗です。

【3階:Blue Gate】
3階はアパレルショップ「Blue Gate」がリニューアルオープン。「日常に寄り添うような着心地のよい服と暮らしの雑貨」をコンセプトに、着る人と呼吸を合わせるようにシンプルで上質な大人の普段着と毎日の暮らしを少しだけ特別にしてくれる雑貨たちを取り揃えています。

1階から3階までアーバンライフスタイルを提案するショッピングビルとして、仙台の街を彩ることができるのか。人の流れを変えアーケード街を盛り上げることができるのか。仙台人の期待を背負い、3月20日11時、オープンです。

Title:東北ワイナリーブームを飲食店から発信する【東北ワインフェア 2018】仙台市内26店舗で3月31日まで絶賛開催中!

【東北ワインフェア 2018】が仙台市内26店舗で開催しています。
この活動は、一般社団法人東北食の力プロジェクトが仙台のワイナリー「仙台秋保醸造所」の支援を「飲食店」が自ら発信していきたいという考えの元、2015年仙台秋保醸造所がオープンした当初から取り組んでいる活動であり、今年で4度目の開催となります。東北食の力プロジェクトの理事であり、東北ワインフェアの立役者でもある小屋哲平氏(ハミングバードインターナショナル)は「飲食店から地元のワインを発信することで、より多くの人へ宮城でも東北でも美味しいワインがあるということを知って頂ける活動をして行きたいと感じ、開催に至りました。また、地元のパイオニアの応援もしていきたいという想いもあります。ワインというものを楽しむ事、ワインで我々が楽しむという事は=(イコール)です。沢山の笑顔を宮城で得られればと願い、今回も仙台飲食店26店舗の同志の力を借りて、開催して参ります。」と熱い想いを話してくれました。
第4回目となる今回のワインは、北仙台で和酒バルを営むソムリエの小林龍星氏(和酒バル二喬/Nikyo)のアドバイスのもとセレクトしたという。それぞれの評価を自分の舌で愉しみながら、各店舗の料理との相性や生産者の想いを聞いて東北のワイナリーブームを支える仲間のひとりになってみるのも面白い。
【東北ワインフェア2018 ワインリスト】
■サンマモル 津軽レッドスチューベン(青森県)
■高橋ぶどう園 ホイリガー 2017(岩手県)
■メルシャン 日本の地ワイン リースリング(秋田県)
■月山ワイン 豊穣神話ヤマソービニョン 赤(山形県)
■ふくしま 逢瀬ワイナリー シードル ハーフ(福島県)
■仙台秋保醸造所 甲州 白(宮城県)
■仙台秋保醸造所マスカットベーリーA赤(宮城県)
【開催店舗】
1、和酒バル 二喬/Nikyo
2、NOBATTE
3、路地バル 八兵衛
4、ハミングバード 本町店
5、南欧バル INATORA
6、humming bird VECCHIO
7、VERANDA
8、土龍
9、Welcome to the Moon. 泉中央店
10、DELI&BAR VISCHIORE
11、蔵の庄 総本店
12、蔵の庄 一番町本店
13、居酒屋 左五平
14、ワインとお酒と板前バル 魚が肴
15、ワイン・寿司・天ぷら 魚が肴 仙台PARCO2店
16、Local Diner&Terrace Bar VALNICO(ヴァルニコ)
17、東口ミート酒場
18、Pray(プレイ)
19、アルカディア Arcadia 仙台 国分町
20、音楽食堂 アナログガーデン
21、Alla Griglia アッラ・グリッリア
22、肉寿司 仙台国分町店
23、フレンチ居酒屋 ランプ ranpu 仙台
24、ニホン酒とブドウ酒 マタタビ
25、スコッチバンク SCOTCH BANK 仙台
26、ミートマン2号
(順不同)

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