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青森県民であることを自慢したくなる店『宵宮がほんず』が仙台国分町に昨年OPEN。ねぶた囃子に胸躍らせながら青森ソウルフードを味わい尽くせ!

青森ソウルフードをフルコースで。青森地酒との相性も抜群。タイミングがいいとなかなか手に入らない食材や日本酒も味わえる。
しじみラーメンは体に染み渡る旨さ。26時までやっているので、最後の〆にぜひ。
「おしゃべりスタッフ」と自らを位置づける長澤氏。ひとりで行っても気楽に話しかけてくれるので、まずはカウンターデビューしてみましょう。

青森のソウルフードといえば、「みそ貝焼」「嶽きみ」「イガメンチ」「青森おでん」…酒飲みにはたまらないラインナップが心くすぐる。
もともとは泉中央でショットバーを14年やってきた長澤氏。区画整理によるビルの立ち退きをきっかけに、昔からやりたかった「地元青森県の食材を発信するお店」をつくりたいという思いから青森産地直送居酒屋を開店することを決意。もともと母親がむつ市出身、自身も弘前で中学時代までを過ごしてきた。青森の食材が美味しいことは身を以てわかっている。しかし長年青森県を離れているので勉強しなおさなくてはいけないと考え、国分町に物件が決まってからは、スタッフとともに青森の生産者に出向き、食材はもちろん調理の仕方も1から教えてもらった。
出逢った生産者は口々に「青森のアピールになってくれれば嬉しいから」と惜しげもなく食材も情報も提供してくれ、その日のうちに酒を飲みかわすまでの間柄になってくれる。また、そこで生産しているもので足りないものがあれば、生産者同士連絡を取りあい、紹介までしてくれたという。そういった生産者のつながりを目の当たりにするにつれ、仙台で青森居酒屋をすることの意義を感じ、「店内に一歩入れば、青森にタイムスリップしたかのような臨場感を味わえる空間にしたい」と店づくりへの想いは強まった。
店内はカウンター10席、テーブル16席と小さいながら、壁には青森から取り寄せたポスターや日本酒ラベルや酒蔵の前掛けが所狭しとディスプレイされており、その中で一際目立つのは店内奥にある「ねぷた絵」。ねぷた絵師が店内に飾るようにとわざわざ描いてくれた。店の雰囲気をさらに盛り上げるBGMは、ねぶた囃子やおしまこ音頭、青森を代表する歌手の歌、一度は聴いたことのある懐かしい音色は、長澤氏が理想としていた「タイムスリップしたかのような」空間を演出してくれている。
おすすめのメニューはもちろん青森のソウルフードから「日本一甘~いトウモロコシ 嶽きみの天ぷら 550円(税込)」「青森生姜味噌おでん 580円(税込)」「弘前イガメンチ 550円(税込)」「下北懐かしの味 みそ貝焼き 680円(税込)」タイミングがいいとその日送られてきた産地直送の一点物の海産物(たとえば大間のまぐろやほたて、コマイ等)も特価で提供している。〆の「しじみラーメン 650円(税込)」だけを食べに来る常連様も増えてきたほど、料理の美味しさには定評がある。
合わせて飲みたいのは、やはり日本酒。青森県には酒蔵が20蔵存在するが、そのすべてを網羅し、純米酒、特別純米酒は500円(税込)均一で、純米吟醸は600円(税込)均一で提供している。また、さすがショットバーを14年やってきただけあって、サワー・カクテル類も充実。「赤石農園しぼってそのまんまりんごハイ 580円(税込)」は長澤氏の中学時代の同級生が営む農園でとれた弘前産完熟りんごを使ったジュースを使用。優しい味わいにリピーターも多いそうだ。
ショットバーを14年も経験しながら、路線変更して青森居酒屋をスタートさせた長澤氏。場所もジャンルもまったく変えて新境地に挑んでいるが変わらないものがひとつある。彼にしかつくれない「人脈」だ。店をつくるため、継続するために必要なものは何かを問うた時、真っ先に「愛される人になること」と長澤氏は答える。考え方ひとつで相手にどうとらえてもらうかが変わる、お客様と思って接するのではなく彼氏や彼女、自分の両親と思って遠慮なく相手を愛することが大事なのだ。ともに働くスタッフへの想いも、お付き合いしている生産者の方々へも同様。かしこまった接客はいらない。「一回来たらけやぐだはんで(一回来たら友達だから)」

(取材=澤田てい子)

店舗データ

店名 宵宮がほんず
住所 仙台市青葉区国分町2丁目13-26
電話 022-738-7533
営業時間 18:00-26:00
定休日 日曜日
坪数客数 15坪26席
客単価 4,000円

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