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国分町で43年愛された居酒屋左五平の第2幕『ニユー・センダイ酒場 左五平』東北一スーパードライが旨い店を目指し一番町に2019年3月29日オープン!

店内はキッチンを囲むようにカウンター席、スタンディング席が配置している。ぬくもりのある木の空間で居心地もいい。
女将のおすすめ290円~(税別)この日は「丸森ひっぽのへそ大根煮物」地のものを生かしお酒が進むアテを日々つくっている。
本日の八種盛500円(税別)
この1皿でビールも日本酒もどんどん進む。
自家製「サゴヘイぎょうざ290円(税別)」何度も試行錯誤を繰り返してできた納得の1皿。お酢と胡椒でさわやかに頂く!
日本酒は宮城、東北が20種以上、全国の日本酒も希少なものがずらりと並ぶ。これからもっと増やしていくそうなのでこうご期待!
仲の良い浅見夫妻。楽しいことを思いついてソワソワする社長に呆れながらも笑顔で見守る奥様。この2人の掛け合いもまた1つのスパイス。

1杯のビールとの出逢い

飲食店の家系に生まれ、当たり前のように飲食の道に進むと幼少の頃から思っていた。「一度は外を見てこよう」と修行に出たのは『ニユー・トーキヨー』300席以上のビアホール。その当時、昼は3回転、夜も人が絶えない大人気店だった。初日の仕事は「お茶配り」だったがそれすらうまくこなせず、自分の想定とあまりにかけ離れた現実に驚き、目の前のことをひたすら身に着けていく、そんな毎日を過ごしていた。仙台に比べて割高なビールも東京で飲む気にはならなかったが、店長が自信ありげに注いだビールを「まあ、飲んでみろ」と言われ口にした瞬間、衝撃を受けた。ビールの注ぎ方ひとつでこんなにも違うものか。飲んだことのない味わい、割高だからと敬遠していたビールのあまりの美味しさにのめり込んだ。26年前のことだ。

帰仙。自社を立て直す。

仙台では父親が仙台駅前や国分町に数店経営しており、そのうちの1軒を任されることになる。修行時代に教えてもらったビール、接客に加え、当時のはしりの飲み放題やイベントを展開すると、ウエイティングがかかる繁盛店に成長した。1店舗の運営から、会社の経営へと自らのステージは変わり数字を見るようになると経営状態が芳しくないことに気づいた。自社ビルで営業していた、国分町『炉端 左五平』だけを残し他の店舗は手放すことを選択、プランも食材もすべてを変えて0から取り組み始めた。いままでいたスタッフはすべて辞めてしまい、残った学生のアルバイト4人と奥様の力を借りて、店名も『居酒屋 左五平』へと変更、お通しをタラバガニの食べ放題に、それ以外は15品の料理のみ、あとは飲み放題でお客様へ提供する覚悟を決めた。最初こそ炉端になれていたお客様からのクレームは出たものの、1か月2か月と営業していく間に支持を得はじめ、その年の12月は1日300人越えの集客、目の回るような忙しさだった。様々な挫折を力に変えてここまで来たが、このままでは体力が持たないと判断。料理と酒の質を上げ、普通では飲み放題できないような地酒までをも気軽に飲める飲み放題プランを構築。『居酒屋 左五平』の真骨頂がここから始まる。

『居酒屋 左五平』閉店。

2019年2月。国分町で愛され続けた『居酒屋 左五平』は多くの常連に惜しまれながら幕を閉じた。昨今の人材不足もひとつのきっかけではあったが、夫婦2人で営むこじんまりとした酒場をつくりたかった。お客様に気持ちよく酔っぱらってもらって千鳥足で帰ってもらう。「美味しかったよ」「楽しかったよ」「また来るね」その言葉の中心に自分たちがいるお店をつくりたかった。「居酒屋 左五平」は浅見夫妻2人の夢を乗せ、希望にあふれた閉店だった。

『ニユー・センダイ酒場 左五平』オープン

タワービル裏、おの万一番町ビルの地下1階。昭和感漂う黄色のネオン。階段を下りて左に『ニユー・センダイ酒場 左五平』はある。『居酒屋 左五平』時代も店内を見守ってくれていたニッカウヰスキーのステンドグラスが出迎えてくれる。店内はカウンター12席、テーブル席12席(要予約の個室6名席有)、キッチンを囲むようにスタンディング席がある。注ぎ方、温度帯、組み合わせで8種のスーパードライを提案しており、辛口にこだわったアサヒビール推奨「からくちスーパードライ」、スライドコックで泡で蓋をしながら注ぐ店主おすすめの「さごへいスーパードライ」、マイナス温度で抽出されどんな料理も惹きたてる「スーパードライエクストラコールド」をはじめ、「黒トップ」「ハーフ&ハーフ」等全8種類がすべて480円(税別)で味わえる。宮城、東北の地酒各種も100ml480円(税別)1号700円(税別)、もちろん希少な日本酒やハイボール、サワー等各種取り揃えているが、左五平の代名詞でもある飲み放題プランがなんと言っても凄い。「すべての生ビール、宮城東北の地酒20種以上、焼酎、サワー、ハイボール、ウイスキー伊達、ソフトドリンク90分飲み放題+お通し8種盛+まぐろブツ+お新香+生ビールに合うおつまみ5種の中から1つ」でなんと3000円~(税別)。お食事も「サゴヘイぎょうざ290円(税別)」「カキフライ2個290円(税別)」「具だくさんポテトサラダ390円(税別)」「いかの塩辛2種盛490円(税別)」のようなビールや日本酒に合うものから、本日のつまみめしと称して「豚バラキャベツソース焼きそば590円(税別)」や「夜定食1000円(税別)」のようなご飯ものも準備されている。
「ゆっくり自分たちのペースでいろいろ変えながらやっていくよ」浅見社長が言うように、これからもたくさんの進化を遂げるのだろう。名刺の裏に書いてある。「こよなく酒を愛し、地産の食を愛し、ほどよく嫁を愛す。熱い気持ちと曲がったことが大嫌いな店主が営む。」その言葉の通り、お客様の笑顔を求めて自分の中に芽生えるワクワクを形にしていく。それが『ニユー・センダイ酒場 左五平』。酒飲みが提案する酒飲みのための酒場、とはここのことだ。

(取材=澤田てい子)

店舗データ

店名 ニュー・センダイ酒場 左五平
住所 宮城県仙台市青葉区一番町4丁目5-40 おの万一番町ビル地下1F
アクセス 勾当台公園駅より徒歩5分
電話 022-399-6073
営業時間 15:00~3:00(L.O.2:00)
定休日 日曜日、祝日
坪数客数 18.5坪30席
客単価 3000円
運営会社 株式会社シーケーエフサービス
オープン日 2019年3月29日
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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